ゆずりあい【譲り合い】
互いに譲り合うこと。「席の—」「—の精神」
ゆずりうけ【譲り受け】
譲り受けること。また、そのもの。「—証」
ゆずりじょう【譲り状】
平安中期以降、所領や財産を子孫などへ譲り渡すことを記した文書。鎌倉時代、武家はこれをもとに幕府から所領の安堵を受けた。ゆずりぶみ。処分状。「父、義時朝臣の頓死して、—の無かりし時」〈太平記・三五〉
ゆずりは【譲葉/交譲葉/楪】
ユズリハ科の常緑高木。本州中部以西の山林に自生。葉は長楕円形でつやがあり、裏面は白緑色で、柄は赤く、枝先に集まって互生する。雌雄異株。初夏、黄緑色の小花をつけ、実はやや丸くて藍色。庭木とし栽培される。新葉が出てから古い葉が落ちるので、新旧相ゆずるという縁起を祝って新年の飾り物に使う。交譲木。《季 新年》「—や口にふくみて筆はじめ/其角」
ゆずりわたし【譲り渡し】
譲って人に渡すこと。譲与。譲渡。