りょうしかノイズ【量子化ノイズ】
⇒量子化誤差
りょうしかひずみ【量子化歪み】
⇒量子化誤差
りょうしじょうけん【量子条件】
古典量子論において、水素原子内の電子が安定的な軌道をとりうる条件。電子は特定の軌道しかとることができず、別の軌道に移るときには、エネルギー準位の差に相当するエネルギーの電磁波を吸収または放出しなければならない。ボーアが提唱し、のちにゾンマーフェルトが一般化した。ボーアの量子条件。ボーア・ゾンマーフェルトの量子条件。
りょうしあんごうつうしん【量子暗号通信】
量子暗号技術を利用した通信方式。
りょうしかがくぎじゅつけんきゅうかいはつきこう【量子科学技術研究開発機構】
放射線と人の健康に関する総合的な研究開発に取り組む、文部科学省所管の国立研究開発法人。放射線の医学利用(重粒子線がん治療、MRIやPETなどの分子イメージング)の促進、放射線防護・緊急被曝医療の研究などを行う。旧称は放射線医学総合研究所。平成28年(2016)、日本原子力研究開発機構の核融合研究開発部門と量子ビーム応用研究部門の一部を統合して現名称となる。本部は千葉市。量研機構。QST(National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology)。
りょうしきこう【量子機構】
「量子科学技術研究開発機構」の略称。
りょうしこうか【量子効果】
量子力学に特有の効果。エネルギーのような基礎的な物理量がとびとびの値を取ること、確定的な値ではなく確率的な値を取ること、波のような性質をもち、重ね合わせの原理に従うことが挙げられる。具体的にはトンネル効果、超伝導、超流動などの物理現象に量子効果が現れる。
りょうしうず【量子渦】
量子化された渦。量子力学に支配される流体内部において、超流動になっていない部分が量子渦となる。また、超伝導と常伝導が共存する第二種超伝導体において、内部に磁場が侵入しているとき、磁束が量子化されて量子渦を形成する。
りょうしうずいと【量子渦糸】
⇒量子渦
りょうしえきたい【量子液体】
量子効果が顕著に現れる液体。超流動が見られる液体ヘリウムをはじめ、ボースアインシュタイン統計やフェルミディラック統計に従う粒子からなる液体、または液体と見なせる粒子系を指す。