金の鎖も引けば切れる
1 意志の強い人でも誘惑に負けることがあるというたとえ。 2 努力すれば、何でもできないことはないというたとえ。
金の轡を食ます
金銭を与えて口止めする。「—◦して反対意見をつぶす」
金の生る木
1 次々に金銭を生み出す財源。 2 フチベニベンケイのこと。葉が円形で硬貨に似ることからともいう。
金の番人
金をためるばかりで、利用することを知らない人。守銭奴。
金の世の中
金銭の力でどうにでもなる世の中。
金の草鞋で尋ねる
《いくら歩いても擦り切れない鉄製のわらじを履いて探す意から》辛抱強く探し回って歩く。得難い物事のたとえにいう。金の草鞋で探す。「—・ねても二人とない好人物」 [補説]「きんのわらじ」と読むのは誤り。
金は天下の回りもの
金銭は一つ所にとどまっているものではなく、今持っている者もいつか失ったり、今ない者もいつか手に入れたりする。金は天下の回り持ち。
金は湧き物
金銭は思いがけなく手に入ることがあるから、なくてもくよくよすることはない。
金を食う
費用がかさむ。「—・う難工事」
金を寝かす
金銭を活用せず、ためておく。「ただ—・しておくのはもったいない」