まやくおよびこうせいしんやくとりしまりほう【麻薬及び向精神薬取締法】
麻薬・向精神薬の輸出入・製造・譲渡・所持などの取り締まりと、麻薬中毒者に対する措置などについて定めた法律。昭和28年(1953)施行。当初の名称は「麻薬取締法」であったが、平成2年(1990)に向精神薬を加えて改正され、現在の名称となった。薬物四法の一つ。麻向法。麻薬取締法。
まやくこうせいしんやく【麻薬向精神薬】
麻薬と向精神薬のこと。麻薬及び向精神薬取締法により取り扱いが厳しく規制されている。→薬物四法
まやくたんちけん【麻薬探知犬】
麻薬を探知するよう訓練された犬。アグレッシブドッグとパッシブドッグの2種類がある。アグレッシブドッグは貨物の中の麻薬を探知し、引っかいて係員に知らせ、パッシブドッグは旅行者が身につけている麻薬を探知し、その場に座って知らせる。犬種はシェパード、ラブラドルレトリバーなどが使われる。日本では昭和54年(1979)から税関に導入。
まやくちゅうどく【麻薬中毒】
麻薬を繰り返し用い続けたために、精神的、身体的に依存するようになり、正常な生活が営めなくなった状態。
まやくとりしまりほう【麻薬取締法】
「麻薬及び向精神薬取締法」の通称、旧称。
まやくとくれいほう【麻薬特例法】
《「国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法等の特例等に関する法律」の略称》薬物犯罪により得た収益を没収することにより、規制薬物に関する不正行為を防止するために定められた法律。麻薬新条約の批准に必要な国内法整備のため、平成3年(1991)に制定された。→薬物四法