《A Toroidal LHC Apparatus》CERNのLHC加速器による陽子衝突実験に用いられる粒子検出器の一。LHCの地下トンネル上に設置されている。直径25メートル、長さ46メートル、総重量7000トン。2012年に質量を与える役割を果たすヒッグス粒子と思われる新たな粒子を発見し、翌年ほぼ確実にヒッグス粒子であることが確認された。さらに超対称性粒子など素粒子物理学の標準模型を超える新しい素粒子の発見が期待されている。
[補説]実験は
世界38か国の研究者で行われており、日本からは
高エネルギー加速器研究機構(KEK)や
東京大学などが
参加。LHCに、ATLASとは別の
地点に
同種の
装置CMSが
設置され、2012年にATLASと同じくヒッグス
粒子と思われる新たな
粒子を
発見した。