ディーエヌエーふくせい【DNA複製】
細胞が分裂する際に、遺伝子の本体である二本鎖のDNAがほどけ、それぞれの鎖を鋳型にして、親DNA同じ塩基配列を持つ2組の二本鎖DNAが合成されること。
ディーエヌエーワクチン【DNAワクチン】
プラスミドと呼ばれる環状のDNAに抗原を発現するウイルス遺伝子を組み込んだもの。接種すると、体内で病原体のたんぱく質がつくられ、これが抗原となって免疫が得られる。
ディーエヌエーおりがみ【DNA折り紙】
《DNA origami》DNA分子を用いて100ナノメートル程度の微小な構造体を作る技術。また、その構造体。足場となる長い一本鎖DNAに短い相補的DNAを組み合わせることで、縦糸と横糸で編む織物のように、任意の構造体をつくることができる。
ディーエヌエーコンピューター【DNAコンピューター】
《DNA computer》DNAの塩基配列をプログラムとデータと見なし、さまざまな酵素によって切断・結合・組み換えを行い、演算処理をするシステム。1994年に米国のコンピューター科学者L=エーデルマンがグラフ理論の問題の一つを解くことに成功した。まだ、一般にコンピューターといえるような汎用性はないが、より複雑な計算や医療への応用を進める研究が行われている。
ディーエヌエーコンピューティング【DNAコンピューティング】
《DNA computing》DNAコンピューターによる演算処理。