アクバルきゅうでん【アクバル宮殿】
《Akbar Palace》インド北西部、ラジャスタン州の都市アジメールにある宮殿。1570年、ムガル帝国第3代皇帝アクバルにより建造。イスラム様式とヒンズー様式が混交した建物であり、宮殿の周囲には回廊状に部屋が並ぶ。現在は博物館になっており、グプタ朝時代の仏像やムガル帝国時代の細密画などを展示。
アクバルびょう【アクバル廟】
《Mausoleum of Akbar》インド北部、ウッタルプラデシュ州の町シカンドラにある霊廟。アグラの北西約10キロメートルに位置する。ムガル帝国第3代皇帝アクバルが存命中に建設をはじめ、アクバル死後の1613年に息子のジャハーンギールにより完成。インドとイスラムの折衷様式であり、ドームはもたない。外壁に赤い砂岩と白大理石を用い、精緻な装飾が施されている。