ケプラーしきぼうえんきょう【ケプラー式望遠鏡】
対物レンズ・接眼レンズとも凸レンズを使った望遠鏡。倒立像になるが倍率が高く、ガリレイ式に比べて視野が広いので天体望遠鏡として広く使われる。
ケプラーのほうそく【ケプラーの法則】
ケプラーが発見した、惑星の運動に関する三つの法則。第一法則は、惑星の軌道は楕円でその焦点の一つに太陽がある。第二法則は、惑星と太陽を結ぶ動径は等時間に等面積を描く。第三法則は、惑星の太陽からの平均距離の3乗と公転周期の2乗の比は一定である。 [補説]第一法則は「楕円軌道の法則」、第二法則は「面積速度一定の法則」、第三法則は「調和の法則」ともいう。
ケプラーのだいいちほうそく【ケプラーの第一法則】
⇒ケプラーの法則
ケプラーのだいさんほうそく【ケプラーの第三法則】
⇒ケプラーの法則
ケプラーのだいにほうそく【ケプラーの第二法則】
⇒ケプラーの法則
ケプラーようそ【ケプラー要素】
⇒軌道要素
ケプラーうちゅうぼうえんきょう【ケプラー宇宙望遠鏡】
《Kepler space telescope》《Kepler space telescope》2009年にNASA(米航空宇宙局)が打ち上げた、系外惑星探査に特化した宇宙望遠鏡。恒星のわずかな明るさの変化を検出するトランジット法により、惑星の存在、およびその大きさや周期を推定する。2018年の運用終了までに合計50万個以上の恒星を観測し、数千個もの惑星および候補天体を発見。ケプラー22bをはじめ、その表面に水が液体の状態で存在可能なハビタブルゾーンにある惑星も多数発見した。ケプラー望遠鏡。→TESS (テス)
ケプラーにじゅうに【Kepler-22】
地球から見ていて座とこと座の間の方向に約620光年離れた場所にある恒星。太陽と同じG型星だが、太陽よりやや小さく、表面温度もやや低い。第1惑星のケプラー22bはハビタブルゾーンを周回しており、地球に似た惑星と考えられている。
ケプラーにじゅうにビー【Kepler-22b】
NASA(米国航空宇宙局)の系外惑星探査のためのケプラー宇宙望遠鏡が2011年に発見した惑星。地球から約620光年離れた場所にある、太陽に似た恒星ケプラー22のハビタブルゾーン(生命居住可能領域)を290日で公転している。半径は地球の約2.4倍。地球に似た惑星と考えられている。
ケプラーうんどう【ケプラー運動】
ケプラーの法則に従う運動。太陽系における惑星や惑星の周囲をめぐる衛星の運動を指し、一般に中心天体以外の重力による摂動は無視される。