ファラデーかいてん【ファラデー回転】
⇒ファラデー効果
ファラデーこうか【ファラデー効果】
磁場をかけた透明な物質中を磁場と平行な直線偏光が通過するとき、光が進むに従って偏光面が回転する現象。磁気光学効果の一。1845年、英国のファラデーが鉛ガラスにおいて発見した。ファラデー回転。磁気旋光。
ファラデーのほうそく【ファラデーの法則】
ファラデーが発見した法則。 1 電磁誘導によって回路に生じる起電力は、その回路を通る磁束の時間的な変化の割合に比例するという法則。電磁誘導の法則。 2 電気分解で極に析出する物質の量は、流れた電気量に比例し、物質1グラム当量を析出させるのに必要な電気量は常に一定であるという法則。この1グラム当量を析出する電気量を、ファラデー定数という。電気分解の法則。
ファラデーケージ【Faraday cage】
⇒ファラデー箱
ファラデーシールド【Faraday shield】
⇒ファラデー箱
ファラデーていすう【ファラデー定数】
電子1モルがもつ電気量。記号Fで表し、電気素量eとアボガドロ定数NAの積に等しい。9.6485309×104クーロン/モル。
ファラデーのかご【ファラデーの籠】
⇒ファラデー箱
ファラデーばこ【ファラデー箱】
導体で囲まれた空間。または導体でできた箱や籠状のもの。外部からの電場の影響を遮るため、内部で電荷や電場を精密に測定できる。導体の素材や形状により、さまざまな周波数の電磁気的影響を避けることができる。英国の物理学者ファラデーが考案。ファラデーの籠。ファラデーシールド。ファラデーケージ。
ファラデーのでんきぶんかいのほうそく【ファラデーの電気分解の法則】
電気分解において、電極に析出する物質の量は流れた電気量に比例し、また1グラム当量の物質を析出するための電気量は、物質の種類によらず一定という法則。1833年に英国の物理学者ファラデーが発見。
ファラデーミラー【Faraday mirror】
磁界がかかる空間を光が進むと偏光面が回転するファラデー効果を利用し、入射光と反射光の偏光面を常に直交させる鏡。ファイバーレーザーや光増幅器などで利用される。