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・・・ドイツ無産政党の組織者であったラサールには倫理学的エッセイ多く、エンゲルスや、シュモルラーには社会主義的倫理思想の論述の少なくないことは周知の如くである。そればかりでなくミルや、シヂウィックや、英国経験学派の系統を引く功利主義の倫理学はほと・・・
倉田百三
「学生と教養」
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・・・「マッジニイとラサールは同じような仕事をした。しかし彼等はその恋愛において、如何に異っていたであろう! 諸君はラサールとハッツフェルド伯爵夫人との関係を知らずしてラサールを識ることは出来ぬ。」と―― 成程、われわれは、帝政時代のロシア貴・・・
宮本百合子
「ツルゲーネフの生きかた」