ローレンツしゅうしゅく【ローレンツ収縮】
等速運動している物体の長さが、静止しているときの長さに比べて、運動方向に収縮して観測される現象。1893年にローレンツがマイケルソンモーリーの実験の結果を説明するために提出、のちに特殊相対性理論によって論証された。フィッツジェラルドも独立して同じ着想を得たため、フィッツジェラルドローレンツ収縮ともいう。ローレンツ短縮。
ローレンツたんしゅく【ローレンツ短縮】
⇒ローレンツ収縮
ローレンツへんかん【ローレンツ変換】
光速度に近い速さで動く物体の運動を二つの慣性系から記述するときの、二つの慣性系間の座標変換。相対運動の速さが光速度よりもきわめて小さければ、ガリレイ変換に一致する。1904年ローレンツが見出し、特殊相対性理論においても確認された。