出典:青空文庫
・・・その他チェルヌイシェーフスキー、ヘルツェン、それから露国の作家じゃないがラッサール、これらはよく読んだものだ。 勿論、社会主義といったところで、当時は大真面目であったのだが、今考えると、頗る幼稚なものだったのだ。例えば、政府の施政が気に・・・ 二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
・・・そのように空想的なプルードンと離れ、主観的なラッサールとも離れて来た。それらの人達が自分を正しい者としようとして論敵マルクスに加える誹謗と、マルクスを最大の敵とみるブルジョア社会とは、カールにあびせられるだけの雑言をあびせつづけた。それらも・・・ 宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
・・・と典型的な情勢との表現の正確さ』がある」、正にエンゲルスが「人間は彼が何をしているかということだけで特徴づけられたのではない。更に彼がそれを如何になしているかということが大切なのだ」とラッサールへの手紙の中で言っている要求した通りにバルザッ・・・ 宮本百合子 「バルザックに対する評価」