尻上（が）り（しりあがり）とは？意味・読み方・使い方

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しり‐あがり【尻上（が）り】
の解説

１後ろまたは終わりのほうが上がっていること。「横書きの字が—に並ぶ」⇔尻下がり。

２物事の状態があとになるほどよくなっていくこと。「—に調子が出る」⇔尻下がり。

３言葉のあとのほうの音調が高くなること。「—に物を言う」⇔尻下がり。

４鉄棒で、上半身を折り曲げて臀部 (でんぶ) から上がる運動。さかあがり。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

尻上りの例文(7)

出典：青空文庫

･･･旦那、」　と上調子の尻上りに云って、坐りもやらず莞爾と笑いかける。･･･泉鏡花「縁結び」
･･･つ癖があったんです。尻上りに、うら悲しい……やむ事を得ません、得ま･･･泉鏡花「木の子説法」
･･･で、その尻上がりの「ですか」を饒舌って、時々じろじろと下目に見越すの･･･泉鏡花「国貞えがく」

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