[形][文]わび・し[シク]
  1. ひどくもの静かでさびしい。「人里離れた—・い田舎」

  1. 心が慰められないさま。心細い。「ひとり—・く夕食をとる」「—・い下宿生活」

  1. 貧しくてあわれなさま。みすぼらしい。「—・い住居

  1. つらく悲しい。やるせない。

    1. 「苦しく心もとなければ、…いと—・し」〈土佐

  1. 当惑するさま。やりきれない。

    1. 「あな—・し。人の有りける所をと思ふに」〈今昔・二七・一五〉

  1. 興ざめである。おもしろくない。

    1. 「前栽の草木まで心のままならず作りなせるは、見る目も苦しく、いと—・し」〈徒然・一〇〉

[派生]わびしがる[動ラ五]わびしげ[形動]わびしさ[名]

出典:青空文庫

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