じっ‐し【実子】 の意味

  1. 血を分けた自分の子。自然の血縁のある子。産みの子。
  • じっ‐し【実子】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・――で、赤鼻は、章魚とも河童ともつかぬ御難なのだから、待遇も態度も、河原の砂から拾って来たような体であったが、実は前妻のその狂女がもうけた、実子で、しかも長男で、この生れたて変なのが、やや育ってからも変なため、それを気にして気が狂った、御新・・・

      泉鏡花「茸の舞姫」

    • ・・・お貞が二人の子供を実子のように可愛がり、また自慢するのが近処の人々から嫌われる一原因だと聴いていたから、僕はそのつもりであしらっていた。

      岩野泡鳴「耽溺」

    • ・・・自分は果してあの母の実子だろうかというような怪しい惨ましい考が起って来る。

      国木田独歩「酒中日記」