文(ふみ)は遣(や)りたし書(か)く手(て)は持(も)たぬ
不問(ふもん)に付(ふ)・す
冬(ふゆ)来(きた)りなば春(はる)遠(とお)からじ
冬(ふゆ)さ・る
冬(ふゆ)立(た)・つ
不用(ふよう)の用(よう)
振(ふ)り出(だ)しに戻(もど)・す
振(ふ)り出(だ)しに戻(もど)・る
篩(ふるい)に掛(か)・ける
古川(ふるかわ)に水(みず)絶(た)えず
故(ふる)きを温(たず)ね新(あたら)しきを知(し)る
故郷(ふるさと)は遠(とお)きにありて思(おも)うもの
触(ふ)れなば落(お)ちん風情(ふぜい)
風呂敷(ふろしき)を広(ひろ)・げる
踏(ふ)んだり蹴(け)ったり
褌(ふんどし)を締(し)めてかか・る
糞土(ふんど)の牆(しょう)は杇(ぬ)るべからず