む【六】
1 ろく。むっつ。声を出して数をかぞえるときの語。「いつ、—、なな、や」 2 ろく。むっつ。名詞の上に付けて用いる。「—月」「—尺(さか)」
むい‐か【六日】
1 日の数の六つ。6日間。むゆか。 2 月の第6の日。むゆか。 3 正月6日。江戸時代には、朝五つ時より寺僧・社人・山伏などの登城参賀が行われた。《季 新年》「—はや睦月(むつき)は古りぬ雨と風...
むいか‐ぎり【六日限】
江戸と大坂の間を片道6日で走った飛脚の称。六日飛脚。「無事とある状に落着く—」〈柳多留・七四〉
むいか‐だれ【六日垂れ】
《「たれ」は「剃(そ)り」の忌み詞》生後6日目に赤子のうぶ毛をそること。また、その風習。産毛剃(うぶげそ)り。「—の、…食ひ初めのと」〈浄・嵯峨天皇〉
むいか‐としこし【六日年越し】
正月7日を7日正月といい、その前夜を年越しとして祝うこと。《季 新年》「あたたかに—よき月夜/白水郎」
むいか【六日】
〔6日間〕 ((for)) six days;〔6日目〕 ((on)) the sixth day5月6日((on)) the sixth of May/May the sixth/May 6
むっつ【六つ】
six ⇒ろく(六)
ろく【六】
six;〔第6〕the sixth6分の1a sixth/one-sixth
ろくがつ【六月】
((in)) June ((略 Jun.))
ろくさんせい【六三制】
六三制の教育a system of education providing six years of elementary school and three years of 「junior h...
りくしょうじゅうぎく【六菖十菊】
時期が遅れて、もう役に立たないこと。端午たんごの節句(五月五日)に一日遅れた六日の菖蒲しょうぶと、重陽ちょうようの節句(九月九日)に一日遅れた十日の菊の花という意。
りくとうさんりゃく【六韜三略】
中国の有名な兵法書『六韜』と『三略』。『六韜』は周の太公望呂尚りょしょうの作とされる。文・武・竜・虎こ豹ひょう犬の六巻。『三略』は前漢の功臣、張良ちょうりょうの師である黄石公こうせきこうの作とされ、上略・中略・下略の三巻。ただし、ともに後世の偽作という説もある。▽「韜」は弓袋の意で、兵法の奥義、戦略のこと。「略」ははかりごと・計略の意。
ろくじゅうじじゅん【六十耳順】
六十歳になると、他人の意見も、素直に聞き入れられるようになるということ。
ろくどうりんね【六道輪廻】
この世に生きるすべてのものは、六道の世界に生と死を何度も繰り返して、さまよい続けるということ。▽仏教語。「六道」は生前の行為の善悪によって、死後に行き先が決まる六つの世界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)。「輪廻」は、車輪が回転してきわまりないように、霊魂は不滅で死後また生まれ変わるという考え方。
ろっこんしょうじょう【六根清浄】
欲や迷いを断ち切って、心身が清らかになること。▽「六根」は私欲や煩悩、迷いを引き起こす目・耳・鼻・舌・身・意の六つの器官をいう。「清浄」は煩悩や私欲から遠ざかり、清らかで汚れがない境地。略して「六根浄」ともいう。