え‐の‐あぶら【荏の油】
エゴマの種子からとった油。アルファリノレン酸を多く含み、食用とするほか、ペンキ・ワニスなどに使用される。古くは灯用や雨傘などの塗料に用いた。荏胡麻油(えごまあぶら)。紫蘇油(しそあぶら)。えのゆ。
え‐の‐き【榎/朴】
アサ科の落葉高木。高さ20メートルに達する。葉は非相称の卵円形。初夏、淡黄色の雌花と雄花をつけ、秋に橙(だいだい)色で小豆大の甘い実を結ぶ。材は器具・薪炭用。江戸時代には街道の一里塚に植えられた...
えのき‐ぐさ【榎草】
トウダイグサ科の一年草。道端に生え、高さ約30センチ。エノキに似た形の葉が互生する。夏から秋に、葉のわきに、小さな褐色の雄花を穂状に、基部に雌花をつける。編笠草(あみがさそう)。
えのき‐しゃ【榎社】
⇒榎寺
えのき‐たけ【榎茸】
タマバリタケ科のキノコ。晩秋から春にかけ、広葉樹の切り株などに生える。傘は直径3〜6センチ、黄褐色か栗色をし、湿気のあるときは粘りけが強い。吸い物などに用いる。栽培ものは、もやし状で白っぽく、傘...
えのう【慧能】
[638〜713]中国、唐代の僧。禅宗の第六祖。漸悟(ぜんご)を尊ぶ神秀(じんしゅう)の北宗(ほくしゅう)禅に対し、頓悟(とんご)を尊び、南宗(なんしゅう)禅の開祖となった。遺録「六祖壇経(だん...
えの‐けん【榎健】
「榎本健一」の愛称。
えのもと‐きかく【榎本其角】
⇒宝井其角(たからいきかく)
えのもと‐けんいち【榎本健一】
[1904〜1970]喜劇俳優。東京の生まれ。浅草オペラの出身で、エノケンの愛称で人気を博した。一座を主宰して舞台出演するかたわら、映画でも活躍した。
えのもと‐たけあき【榎本武揚】
[1836〜1908]政治家。通称釜次郎。江戸の人。オランダに留学。帰国後、幕府の海軍奉行となる。戊辰(ぼしん)戦争では箱館の五稜郭(ごりょうかく)にこもり、政府軍と交戦するが降伏。特赦され、...