か‐ろ【火炉】
1 火を入れて暖を取るもの。火鉢・こたつ・いろりなど。「銀燭の華光燦爛(さんらん)たる一室に、—を擁(よう)して端坐せるは」〈木下尚江・火の柱〉 2 香炉(こうろ)。 3 ボイラーの燃料を燃やす所。
か‐ろ【蝸廬】
蝸牛(かたつむり)の殻のように小さい家。また、自分の家をへりくだっていう語。
かろ・い【軽い】
[形][文]かろ・し[ク]「かるい」に同じ。「馴染みの家をぐるぐる回って歩いているうちには、背中の荷が段々—・くなって」〈漱石・門〉 「御心のすこし—・くおはします」〈大鏡・兼家〉
かろ・う
[動ハ四]背負う。かるう。「雇人(やとひど)に—・はれ小宿さなへ往(い)んだがの」〈浄・博多小女郎〉
か‐ろう【家老】
1 中世、大名の家臣のうちの最重職。家中を総括する職。また、その者。年寄(としより)。家老職。 2 江戸時代、藩主を助けて藩政を行った重臣。複数で合議輪番制によった。城代家老・江戸家老などがある。
カロザース【Wallace Hume Carothers】
[1896〜1937]米国の化学者。高分子の重合を研究し、1931年に合成ゴムのネオプレン、1937年にナイロンを発明。
カロッサ【Hans Carossa】
[1878〜1956]ドイツの詩人・小説家・医師。内省的でヒューマンな自伝的作品が多い。小説「ドクトル=ビュルガーの運命」「幼年時代」、従軍記「ルーマニア日記」など。
カロン【François Caron】
[1600ころ〜1673]滞日オランダ商館長。オランダ船員として来日、日本婦人と結婚。通訳となり、出島商館長を務めた。のち、東インド会社で東洋貿易に従事。著「日本大王国志」。
ボーマルシェ【Pierre Augustin Caron de Beaumarchais】
[1732〜1799]フランスの劇作家。才気とユーモアと風刺に富む喜劇「セビリアの理髪師」「フィガロの結婚」で知られる。