い‐し【頤指/頤使】
[名](スル)あごで指図して思いのままに人を使うこと。「兎角(とかく)公子等に—せられるので」〈鴎外・魚玄機〉
お‐めみえ【御目見/御目見得】
[名](スル) 1 貴人や目上の人に会うこと。お目にかかること。「社長に—する」 2 新しくできたものなどが、初めて人々の前に姿を現すこと。「近く新車が—する」 3 歌舞伎などで、俳優が初めて、...
こう‐かく【狎客】
1 なじみの客。「僕の様な—になると苦沙弥は兎角粗略にしたがっていかん」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 たいこもち。幇間(ほうかん)。
さん‐そ【酸楚】
《「酸」「楚」ともに、いたむ意》悲しみいたむこと。また、悲しくつらいこと。「兎角世の中は—勝(がち)なものだ」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
しん‐たい【進退】
[名](スル)《古くは「しんだい」とも》 1 進むことと退くこと。動くこと。「常人の情は兎角世の風潮に従いて—する者にて」〈西村茂樹・日本道徳論〉 2 身を動かすこと。立ち居振る舞い。「挙止—」...