か‐き【和気】
「わき(和気)」に同じ。「—香風の中(うち)に、臥榻(がとう)を据えて」〈二葉亭・浮雲〉
わ‐き【和気】
1 のどかな陽気。穏やかな気候。「—山野に漂う」 2 なごやかな気分。「—を帯びた口調」「—靄然(あいぜん)」
わき‐あいあい【和気靄靄/和気藹藹】
[ト・タル][文][形動タリ]なごやかで楽しい気分が満ちているさま。「—とした集い」
わけ【和気】
姓氏の一。 [補説]「和気」姓の人物和気清麻呂(わけのきよまろ)和気広虫(わけのひろむし)
わけ‐の‐きよまろ【和気清麻呂】
[733〜799]奈良末期・平安初期の公卿。備前の人。道鏡が皇位に就こうと企てたとき、宇佐八幡の神託によりこれを阻止して怒りを買い、大隅(おおすみ)に配流。道鏡の失脚後、光仁・桓武天皇に仕え、平...