い【唯】
⇒ゆい
い‐い【唯唯】
[ト・タル][文][形動タリ]他の意見に従って少しも逆らわないさま。「—として従う」 [感]かしこまって了承するときの応答の語。はい。「疑ひ無きゆゑに—とこたへ給ふ」〈都鄙問答・三〉
いい‐だくだく【唯唯諾諾】
[ト・タル][文][形動タリ]少しも逆らわずに他人の言いなりになるさま。「—として命令に服している」
い‐だく【唯諾】
[名](スル)人の言うことをそのまま承知すること。また、その返答。「在来の倫理に—し、在来の道徳を墨守し」〈透谷・明治文学管見〉
ただ【唯/只/但】
《「直(ただ)」と同語源》 [副] 1 そのことだけをするさま。それよりほかにないと限定するさま。ひたすら。もっぱら。「—時間ばかりかかる」「—無事だけを祈る」 2 数量・程度などがごく少ない...
いいだくだく【唯唯諾諾】
唯々諾々として 〔言われる通りに〕obediently; submissively; at a person's beck and call彼は父親の命令に唯々諾々として従ったHe readil...
ただ【▲唯】
1〔ひたすら,もっぱら〕ただ笑うばかりだったShe did nothing but laugh.ただ命令に従うほかなかったThere was nothing we could do but ob...
ただただ【▲唯▲唯】
ただただ母に感謝するばかりだった「All I could do was (to) [I could do nothing but] thank my mother.ただただ驚くばかりだったWe ...
ただでさえ【▲唯でさえ】
急いだのでただでさえ下手な字がますます読みにくくなったHaste made my normally poor handwriting even harder to read.彼はただでさえ短気な...
ゆいいつ【唯一】
唯一の only私の唯一の友my only [sole] friend唯一の実例「the only [a solitary] instance ((of))唯一の神を崇あがめるworship t...
いいだくだく【唯唯諾諾】
事のよしあしにかかわらず、何事でもはいはいと従うさま。人の言いなりになり、おもねるさま。「はい、はい」の意。▽「唯」「諾」ともに「はい」という応答の辞。
ゆいいつしんとう【唯一神道】
室町時代末期、吉田神社の卜部兼俱うらべかねともによって確立された神道。
ゆいいつむに【唯一無二】
この世でただ一つしかないこと。他に同類のものがなく、その一つ以外並ぶものがないこと。▽「唯一」「無二」は、ともに二つとないことを表す類義語で、これを重ねて意味を強調した語。
ゆいがどくそん【唯我独尊】
この世で、自分ほど偉いものはいないとうぬぼれること。釈迦しゃかが生まれたときに七歩歩き、一方で天を指し、他方で地を指して唱えたという言葉と伝えられる。この世の中で自分より尊いものはいないという意味。▽「天上天下てんげ唯我独尊」の略。「唯我」はただ自分のみということ。「独尊」は自分だけが一人尊いということ。