おお・い【多い】
[形][文]おほ・し[ク] 1 数や量がたくさんある。物事がたびたび起こる。「商店が—・い」「交通事故が—・い」「—・いの少ないのと文句をつける」⇔少ない。 2 全体の中で占めている割合が大きい...
おお・かり【多かり】
[形]《形容詞「おほ(多)し」の連用形に動詞「あり」の付いた「おほくあり」の音変化》多くある。たくさんある。→多(おお)い「いと聞きにくきこと—・かり」〈源・帚木〉 [補説]カリ活用は形容詞に助...
おおかれ‐すくなかれ【多かれ少なかれ】
[連語]数量や程度に多い少ないの差はあっても。大なり小なり。「—だれにでも夢がある」
おおく【多く】
《形容詞「おおい」の連用形から》 [名] 1 たくさん。多くのもの。「—を望まない」 2 大部分。「ファンの—は女性だ」 [副]ふつう。一般に。たいてい。「初心者は—こうした誤りをおかす」
おおくよるのうた【多く夜の歌】
宮柊二の歌集。昭和36年(1961)刊行。第13回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。
おおい【多い】
1〔数が〕many;〔量が〕much;〔数量が〕「a lot [lots] of, plenty ofそれが好きな人は多いMany people like it.君の作文には誤りがかなり多いTh...
おおかれすくなかれ【多かれ少なかれ】
多かれ少なかれ男にはうぬぼれがあるMost men are vain to some extent./Men are more or less vain.
おおく【多く】
1⇒たくさん(沢山)多くの人に会ったI met many [a lot of/a great number of] people.そんなに多くの金は持ち合わせていないI don't have t...
おおくのいつわをのこす【多くの逸話を残す】
leave many anecdotes
おおくのいのちがすくえたはずだ【多くの命が救えたはずだ】
Many lives could have been saved.
おおい【多い】
[共通する意味] ★数や量が大きい様子。[英] plenty of[使い方]〔多い〕(形)▽緑の多い町▽今年の冬は雪が多かった〔たくさん〕(副・形動)▽見たい映画がたくさんある▽たくさんの本〔い...
おおく【多く】
[共通する意味] ★大部分。[英] most part[使い方]〔多く〕▽多くの本を読んだ▽参加者の多くは学生である〔大半〕▽この論文の大半は他からの引用だ▽遺物は大半失われてしまった▽反対意見...
たか【多寡】
[共通する意味] ★多いことと少ないこと。[英] more or less[使い方]〔多少〕▽多少にかかわらずお送りします▽額の多少を問わない▽多少の危険は承知の上だ〔多寡〕▽報酬の多寡を問わず...
たかく【多角】
[共通する意味] ★多くの分野にかかわりを持っていること。[英] multiple[使い方]〔多角〕▽多角的に研究する▽多角経営〔多方面〕(名・形動)▽多方面にわたる知識▽多方面で活躍する〔多面...
たかん【多感】
[共通する意味] ★感じやすいこと。また、そのさま。[英] sentimentality[使い方]〔多感〕(名・形動)▽多感な少女時代▽多感な年齢なのでちょっとしたことでも傷つく〔多情〕(名・形...
たきぼうよう【多岐亡羊】
枝道が多いため逃げた羊を見失うように、どれを選んだらよいのか思案にあまることのたとえ。道を求める者が末節にこだわり、真理に到達し難いこと。学問の道があまりに細分化しすぎ、真理が見失われがちになるたとえ。▽「岐」は枝道・分かれ道。「亡」は逃げる意。「岐き多おおくして羊ひつじを亡うしなう」と訓読する。
たしせいせい【多士済済】
すぐれた人物が数多くいること。また、そのさま。▽「多士」は多くのすぐれた人材の意。「済済」は数が多くて盛んな様子。「済済多士せいせいたし」ともいう。「済済」は「さいさい」とも読む。
たしゅたよう【多種多様】
種類や性質、状態、現象などがさまざまであること。
たしょうのえん【多生之縁】
この世に生まれる前の、多くの生を経る中で結ばれた因縁。
たじたたん【多事多端】
仕事が多くてたいへん忙しいさま。▽「多事」はするべき仕事が多いこと。「端」は物事の始めの意で、「多端」は仕事が多く忙しいさまをいう。
たきがわ‐きょう【多岐川恭】
[1920〜1994]小説家。福岡の生まれ。本名、松尾舜吉。本格推理小説、時代小説、ミステリー、SFなど広い分野で作品を発表。巧みなストーリー展開と綿密な性格描写で多くの読者を得た。「落ちる」で...
たじみ‐くになが【多治見国長】
[1289〜1324]鎌倉後期の武士。美濃多治見の人。土岐氏一族。通称、四郎次郎。後醍醐天皇の命で土岐頼兼とともに討幕の計に加わったが発覚し、六波羅軍に襲われて戦死。
ただ‐とみお【多田富雄】
[1934〜2010]免疫学者。茨城の生まれ。昭和46年(1971)サプレッサーT細胞の発見で注目される。免疫学と分子生物学の分野で活躍するほか、執筆活動や、医療や科学をテーマにした能楽の創作な...
ただ‐なんれい【多田南嶺】
[1698〜1750]江戸中期の国学者。摂津の人。名は義俊。壺井義知らに音義説・有職故実を学び、また、八文字屋自笑の浮世草子の代作もしたという。著「旧事紀偽撰考」「伊呂波声母伝」など。
たわだ‐ようこ【多和田葉子】
[1960〜 ]小説家。東京の生まれ。ドイツの書籍輸出会社に入社しハンブルクに赴任、退社後も当地に生活拠点をおく。「犬婿入り」で芥川賞受賞。他に「容疑者の夜行列車」「ヒナギクのお茶の場合」「球形...