いづら【五浦】
茨城県北東部、北茨城市大津町にある海岸。海食崖をなす景勝地。明治39年(1906)に岡倉天心が日本美術院を移した所。
おかくら【岡倉】
姓氏の一。 [補説]「岡倉」姓の人物岡倉天心(おかくらてんしん)岡倉由三郎(おかくらよしさぶろう)
おかくら‐よしさぶろう【岡倉由三郎】
[1868〜1936]英語学者。横浜の生まれ。天心の弟。東京高師教授。英語の教育と普及に尽力。編著「新英和大辞典」「発音学講話」など。
かささぎ【鵲】
カラス科の鳥。全長約45センチ。尾が長く、肩と腹が白く、ほかは緑色光沢のある黒色。雑食性。ユーラシア大陸と北アメリカ西部に分布。日本では佐賀平野を中心に九州北西部にだけみられ、人里近くにすむ。天...
こっか【国華】
月刊美術雑誌。明治22年(1889)岡倉天心・高橋健三らが創刊。東洋美術、特に日本美術の作品紹介と研究論文を掲載。
たかはし‐けんぞう【高橋健三】
[1855〜1898]官吏・ジャーナリスト。江戸の生まれ。明治22年(1889)より官報局長。また同年、岡倉天心らと月刊美術雑誌「国華」を創刊。明治26年(1893)には大阪朝日新聞に入社、明治...
はしもと‐がほう【橋本雅邦】
[1835〜1908]日本画家。江戸の生まれ。本名、長郷。狩野派に学び、狩野芳崖とは同門。フェノロサ・岡倉天心に認められ、新日本画の確立に尽くす。東京美術学校教授として横山大観・下村観山・菱田春...
ひしだ‐しゅんそう【菱田春草】
[1874〜1911]日本画家。長野の生まれ。本名、三男治(みなじ)。岡倉天心・橋本雅邦の薫陶を受け、日本美術院創立に参加。横山大観らと朦朧(もうろう)体といわれる描法を試みるなど、日本画の革新...
フェノロサ【Ernest Francisco Fenollosa】
[1853〜1908]米国の哲学者・美術研究家。明治11年(1878)来日。東大で哲学などを教えるかたわら、日本美術を研究。岡倉天心とともに東京美術学校を創設。日本画の復興に努めた。のち、ボスト...
よこやま‐たいかん【横山大観】
[1868〜1958]日本画家。茨城の生まれ。本名、秀麿。岡倉天心・橋本雅邦に師事し、日本美術院の創立に参加。天心没後は再興日本美術院を主宰。朦朧体(もうろうたい)とよばれる画風を試みるなど、日...