かん【寛】
[形動][文][ナリ]扱いが緩やかなさま。「—に過ぎる処置」
かん【寛】
[常用漢字] [音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]ひろい ゆるやか くつろぐ 1 スペースがゆったりと広い。「寛闊(かんかつ)/褐寛博(かつかんぱく)」 2 気持ちにゆとりがある。心が広い。...
かん‐かん【寛寛】
[ト・タル][文][形動タリ]ゆったりとしているさま。「加藤は—とお酌をさせながら」〈木下尚江・良人の自白〉
きせのさと‐ゆたか【稀勢の里寛】
[1986〜 ]力士。第72代横綱。茨城県出身。本名、萩原寛。平成29年(2017)横綱に昇進。優勝2回。平成31年(2019)引退。→第71代横綱鶴竜(かくりゅう) →第73代横綱照ノ富士
たいぐりょうかん【大愚良寛】
相馬御風による良寛の研究書。大正6年(1917)3月から「早稲田文学」に連載を開始した同名の評論と、良寛ゆかりの地を巡った経験を書いた「良寛遺跡めぐり」をまとめ、大正7年(1918)に刊行。
あら‐かん
「嵐寛寿郎」の愛称。
おおくぼ‐ただひろ【大久保忠寛】
[1818〜1888]江戸末期の幕臣。隠居後、一翁と称する。老中阿部正弘に登用され、目付など諸役職を歴任。戊辰戦争では勝海舟とともに江戸城明け渡しに尽力。新政府にも仕えた。
かん‐かん【桓寛】
中国、前漢の政治家・学者。汝南(河南省)の人。字(あざな)は次公。昭帝のときに宮廷で行われた塩鉄専売に関する議論を「塩鉄論」10巻にまとめた。生没年未詳。
しゅんかん【俊寛】
[1143〜1179]平安末期の真言宗の僧。鹿ヶ谷(ししがたに)の山荘で藤原成親・成経父子や平康頼らと平清盛討伐の密議をしていたのが発覚して流島となり、鬼界ヶ島で没した。 謡曲。四番目物。喜...
たかぎ‐かねひろ【高木兼寛】
[1849〜1920]衛生学者。日向の人。海軍軍医総監。日本初の医学博士。有志共立東京病院(東京慈恵会医大病院の前身)を設立したほか、海軍の食事を麦飯に替えて脚気(かっけ)の防止に努めた。