あん【庵/菴】
[名] 1 世捨て人や僧侶などの閑居する小さな草葺(くさぶ)きの家。草庵。いおり。「—を結ぶ」 2 大きな禅寺に付属している小さな僧房。 [接尾]文人・茶人やそれらの人の住居、また料亭などの...
あん【庵】
[人名用漢字] [音]アン(呉)(漢) [訓]いおり いお 草葺(ぶ)きの小さな家。いおり。「庵室・庵主/草庵・僧庵」
あんらく‐あん【安楽庵】
三重県専修寺境内にある茶室。千道安と織田有楽の共作で、両者の名を1字ずつとって庵名としたという。 京都誓願寺竹林院に安楽庵策伝が開いた庵。
いお【庵/廬/菴】
「いおり1」に同じ。「軒端(のきば)の松を寂しき—の友として」〈露伴・二日物語〉
いおり【庵/廬/菴】
1 草木や竹などを材料としてつくった質素な小屋。僧・隠者などが住む小さな住居や、農作業などの仮小屋。また、自分の家を謙遜していう。草庵(そうあん)。いお。くさのかりや。「—を結ぶ」 2 軍隊の一...
あん【庵】
[共通する意味] ★わら、カヤなどでふいた小さく粗末な家。[英] a thatched cottage[使い方]〔庵〕(あん)▽奥深い山に庵を結ぶ〔庵〕(いおり)▽世を捨てていおりにこもる〔庵室...
いおり【庵】
[共通する意味] ★わら、カヤなどでふいた小さく粗末な家。[英] a thatched cottage[使い方]〔庵〕(あん)▽奥深い山に庵を結ぶ〔庵〕(いおり)▽世を捨てていおりにこもる〔庵室...
そうあん【草庵】
[共通する意味] ★わら、カヤなどでふいた小さく粗末な家。[英] a thatched cottage[使い方]〔庵〕(あん)▽奥深い山に庵を結ぶ〔庵〕(いおり)▽世を捨てていおりにこもる〔庵室...
やぶいちくあん【藪井竹庵】
[共通する意味] ★治療のへたな医者をののしっていう言葉。[英] a quack (doctor)[使い分け]【1】四語とも俗語。「やぶ」は、呪術(じゅじゅつ)で治療を行った「野巫(やぶ)」から...
いとう‐たんあん【伊藤坦庵】
[1623〜1708]江戸前期の儒学者。京都の人。名は宗恕。初め医師となったが、のち、福井藩に儒官として仕えた。師の江村専斎の談話を集めた「老人雑話」の編者。著「坦庵遺稿」。
こが‐とうあん【古賀侗庵】
[1788〜1847]江戸後期の儒学者。肥前の人。精里の三男。名は煜。諸子百家に通じ、父とともに昌平坂学問所の教授を務めた。著「海防臆測」「劉子」など。
ごとう‐じゅあん【後藤寿庵】
江戸時代の武将。本姓、岩淵。ジュアンは洗礼名。伊達政宗に仕え、キリシタンとして奥州で布教活動を行ったが、幕府の禁教政策のため後に追放。灌漑(かんがい)事業にも尽力し、胆沢川から水を引いた寿庵堰(...
せっちゅうあん【雪中庵】
俳人、服部嵐雪(はっとりらんせつ)の別号。→雪門(せつもん)
てじま‐とあん【手島堵庵】
[1718〜1786]江戸中期の心学者。京都の人。名は信。通称、近江屋嘉左衛門。石田梅岩に学び、時習社・明倫舎などを設立して心学の普及に努めた。著「坐談随筆」「知心弁疑」など。