いか‐ず
《動詞「い(行)く」の未然形+打消しの助動詞「ず」から。近世上方語》 1 人情や情趣を解さないこと。また、その人。無粋。「この里の恋と情けと…をまろめし中にも、あんな—もありける」〈浮・好色盛衰...
烏賊(いか)の甲(こう)より年(とし)の功(こう)
イカの甲はあまり役に立たないが、年功は積めば積むほど価値がある。年長者の経験は重んじなければならないことをいう。亀(かめ)の甲より年の功。
いくじ‐なし【意気地無し】
[名・形動]気力がなくて、役に立たないこと。また、そういう人や、そのさま。「—な男」
いたずら【徒】
[形動][文][ナリ] 1 存在・動作などが無益であるさま。役に立たないさま。むだ。「—に時を過ごす」 2 あるべき物がないために物足りないさま。なんの風情もないさま。「入江の—なる洲(す)ども...
いたずら‐びと【徒人】
1 役に立たない人。無用の人。徒者(いたずらもの)。「忠雅らも—になりぬべくてなむ」〈宇津保・俊蔭〉 2 落ちぶれた人。「—をば、ゆゆしきものにこそ思ひ捨て給ふらめ」〈源・明石〉 3 死んだ人。...
うろちょろ
入り口付近をうろちょろするなDon't hang around the entrance.あの新米は始終うろちょろするだけで,少しも役に立たないThat new guy is no help a...
上滑り
君の分析は上滑りだYour analysis is superficial.そんな上滑りの考え方では役に立たないSuch shallow thinking is useless.
案山子
Ia scarecrowかかしを立てるset [put] up a scarecrowII〔役に立たない人〕あいつはかかしだHe's absolutely useless.かかしのように突っ立っ...
屑
I〔廃物〕waste, refuse,《米》 trash;〔がらくた〕rubbish,《口》 junk;〔食物の〕scraps of food;〔ぼろ布〕rags;〔パンの〕crumbs;〔散ら...
茂る
〔草木が〕grow thick [rampant];〔役に立たない植物が〕grow rank;〔場所が主語で〕be overgrown ((with))木の茂った山腹a thickly-wood...
むえき【無益】
[共通する意味] ★役に立たないこと。[英] useless《形》[使い方]〔無益〕(名・形動)▽戦争は無益な行為だ▽無益な議論〔無用〕▽無用の机を片付ける▽無用の長物(ちょうぶつ)(=あっても...
むよう【無用】
[共通する意味] ★役に立たないこと。[英] useless《形》[使い方]〔無益〕(名・形動)▽戦争は無益な行為だ▽無益な議論〔無用〕▽無用の机を片付ける▽無用の長物(ちょうぶつ)(=あっても...
ならずもの【ならず者】
[共通する意味] ★正当な定職を持たず、たちの悪いことをして一般の人を脅かすような者。[英] a rogue; an outlaw[使い方]〔ならず者〕▽街のならず者▽ならず者の集まり〔ごろつき...
ところで
[共通する意味] ★逆接の確定条件を表わす。[使い方]〔にしても〕▽転勤は仕方ないにしても、月に二、三回は帰って来たい▽無理やり結婚させられたにしても、一緒に暮らせば情が移ってくるはずだ〔とはい...
めくされがね【目腐れ金】
[共通する意味] ★わずかな金。[英] a small sum[使い方]〔はした金〕▽こんなはした金で黙らせようったって、そうはいかないよ▽こんなはした金では役に立たない〔目腐れ金〕▽これっぽっ...
あくぼくとうせん【悪木盗泉】
たとえ困窮しても、わずかな悪事にも身を近づけないたとえ。悪事に染まるのを戒める語。また、悪事に染まること。▽「悪木」は役に立たない木。また、人を傷つけたり悪臭のある木。「盗泉」は孔子がそこを通ったとき、のどが渇いていたが、その名が悪いといって飲まなかったといわれる泉の名。悪い木の陰で休んだり、悪泉の水を飲んだりしただけでも身が汚れるという意。「盗泉」の説話は『尸子しし』下に見える。
えんすいきんか【遠水近火】
遠くにある水は近くの火事を消すには役に立たない意から、遠くにあるものは緊急の用事には役立たないということ。また、緩慢な応対では緊急の事態を解決できないことのたとえ。
えんとういっかつ【鉛刀一割】
鉛でできた切れ味の悪い刀でも、一度は物を断ち切ることができる意から、凡庸な人でも時には力を発揮できるときがあるたとえ。多くは自分の微力を謙遜けんそんしていう語。また、一度用いると二度と使えないことから、一度しか使えず二度と役に立たないことのたとえ。
かけいやぼく【家鶏野鶩】
古いものを嫌い遠ざけて、珍しく新しいものを好むたとえ。また、身近なものや良いものを嫌い、遠くにあるものや悪いものを好むたとえ。また、良い筆跡と悪い筆跡のたとえ。家に飼っているにわとりを嫌って、野生のあひるを好む意。▽「野鶩」は野生のあひる。「家鶏」は身近なもの、良いもの、古いもののたとえ。「野鶩」は遠くのよそにあるもの、悪いもの、新しいもののたとえ。「家鶏を厭いとい(賤いやしみ)、野鶩を愛す」の略。また「野鶩」は「野雉やち」(野生のきじ)ともいう。
かろとうせん【夏炉冬扇】
時期はずれの無駄なもののたとえ。また、無用なもの、役に立たない言論や才能などのたとえ。夏の囲炉裏いろりと冬の扇うちわの意から。▽君主の信望・寵愛ちょうあいを失った者や、寵愛を失った宮女、恋人にすてられた女性のたとえとして用いられることもある。「冬扇夏炉とうせんかろ」ともいう。