朝(あした)に道(みち)を聞(き)かば夕(ゆう)べに死(し)すとも可(か)なり
《「論語」里仁(りじん)から》朝に人としての大切な道を聞いて悟ることができれば、その晩に死んでも心残りはないという意。
うろ‐じ【有漏路】
仏語。煩悩(ぼんのう)にけがれた迷いの世界。この世。⇔無漏路(むろじ)。「迷ふも悟るも—より、無漏路へ送る茶屋が提灯(ちゃうちん)」〈洒・錦之裏〉
える【得る】
[動ア下一][文]う[ア下二] 1 努力して自分のものにする。手に入れる。獲得する。「利益をえる」「信頼をえる」「承認をえる」 2 納得する。理解できる。悟る。「要領をえない質問」「よくその意を...
えんじつ‐とんご【円実頓悟】
仏語。物事の完全な実相を、段階を経ないで一足とびに悟ること。天台宗の教理をさす。円頓。
えん‐つう【円通】
《「えんづう」とも》 1 《「周円融通」の略》仏語。智慧によって悟られた絶対の真理は、あまねくゆきわたり、その作用は自在であること。また、真理を悟る智慧の実践。 2 「円通大士」の略。
開眼
I〔目が見えるようになること〕開眼する 〔見えるようになる〕become able to see;〔目を見えるようにする〕make it possible for a person to see...
開眼
I〔供養の儀式〕a ceremony to consecrate a Buddhist image (at which the eyes are painted in)大仏開眼the conse...
観ずる
1〔思い巡らす〕 ⇒かんがえる(考える)22〔真理を悟る〕人生の無常を観ずるrealize the transience of life
感得
こつを感得するget the knack ((of)) ⇒えとく(会得),さとる(悟る)2
気付く
〔五感により意識する〕notice, become aware ((of)),perceive;〔悟る〕realize; discover;〔感づく〕sense, suspect彼はだれかが後に...
さとる【悟る】
[共通する意味] ★物事を明らかに理解し、自分のものにする。[英] to understand[使い方]〔悟る〕(ラ五)〔わきまえる〕(ア下一)[使い分け]【1】「悟る」は、直観的な働きが強く、...
わきまえる
[共通する意味] ★物事を明らかに理解し、自分のものにする。[英] to understand[使い方]〔悟る〕(ラ五)〔わきまえる〕(ア下一)[使い分け]【1】「悟る」は、直観的な働きが強く、...
ていかん【諦観】
[共通する意味] ★正しく、完全に知ること。[英] realizatio[使い方]〔悟り〕▽悟りを開く▽悟りの境地〔諦観〕スル▽人生を諦観する[使い分け]【1】二語とも、物事をその本質まで、正し...
さとり【悟り】
[共通する意味] ★正しく、完全に知ること。[英] realizatio[使い方]〔悟り〕▽悟りを開く▽悟りの境地〔諦観〕スル▽人生を諦観する[使い分け]【1】二語とも、物事をその本質まで、正し...
ぶっせつ【仏説】
[共通する意味] ★宗教上の教え。[使い方]〔仏説〕▽仏説の意を悟る〔仏法〕▽仏法に帰依する〔教義〕▽キリスト教の教義について勉強する[使い分け]【1】「仏説」「仏法」は、仏教で、仏陀(ぶっだ)...
いちじふせつ【一字不説】
仏法の真理は奥深く、言葉で言い表すことはできないし、言葉を通して得られるものでもなく、自ら体得することによってのみ悟ることができるということ。釈迦しゃかが悟り得た境地を説くにも、直接実相を説き尽くすことはできず、真理は一字も説いていないという意から。▽仏教語。「不説一字ふせついちじ」ともいう。
かくぶつちち【格物致知】
物事の道理や本質を深く追求し理解して、知識や学問を深め得ること。『大学』から出た語で、大きく分けて二説ある。宋そうの朱熹しゅきは出典を「知を致いたすは物に格いたるに在り」と読んで、自己の知識を最大に広めるには、それぞれの客観的な事物に即してその道理を極めることが先決であると解釈する。一方、明みんの王守仁おうしゅじん(王陽明)は「知を致すは物を格ただすに在り」と読んで、生まれつき備わっている良知を明らかにして、天理を悟ることが、すなわち自己の意思が発現した日常の万事の善悪を正すことであると解釈している。他にも諸説ある。▽「致知格物ちちかくぶつ」ともいう。
かつぜんたいご【豁然大悟】
疑い迷っていたことが、からっと開け解けて真理を悟ること。▽「豁然」は、からっと開けるさま。「大悟」は大いに悟る、真理を悟ること。「豁然」は仏教用法のとき「かつねん」とも読む。「大」は「だい」とも読む。
けんしょうじょうぶつ【見性成仏】
本来もっている自分の本性・仏心を見きわめて悟ること。すべての人が本来的に仏であることが体感としてつかみうることをいう。▽仏教語。特に禅宗の語。「見性」は自己の本性を見きわめること。
せんちせんがく【先知先覚】
衆人よりも先に道理を知ることができること。また、その人。▽「先知」も「先覚」も普通の人よりも先に道理を知り、悟ること。「覚」は何かに気がついて、そのことを理解すること。