あいのやま‐ぶし【間の山節】
江戸時代、間の山で、代々、お杉・お玉と名のる女性が簓(ささら)・三味線に合わせて歌った俗謡。
あら‐ぶし【荒節】
《「あらふし」とも》カツオの本節や亀節を煮たあと、いぶして寝かせるという作業を繰り返したもの。煮熟(しゃじゅく)によってたんぱく質を凝固させ、煙でいぶすことで雑菌の侵入を防ぐ。黒くタールで覆われ...
あら‐よ【荒節】
祓(はらえ)の式の節折(よおり)の儀で、天皇の身長を測る竹の一。⇔和節(にこよ)。
いしゅ‐ふし【意趣節】
《「節」は苦情の意》恨みになるようなところ。恨みや難くせ。「閑心さまも、長兵衛も、切れてしまへば—ないといふもの」〈伎・吾嬬鑑〉
いずも‐ぶし【出雲節】
江戸末期、出雲国安来(やすぎ)で発生した民謡。海路、日本海沿岸および九州地方にまで伝わった。博多節・安来節などの源流とされる。
うでっぷし【腕っ節】
[共通する意味] ★実際の行為,行動で示される力。[英] physical strength[使い分け]【1】「腕力に訴える」は、「暴力に訴える」と同義。【2】「腕っ節」は、特に力仕事やけんかを...
かんせつ【関節】
[共通する意味] ★骨と骨とが互いに運動できるように連結している部分。[英] a joint[使い方]〔関節〕▽あごの関節が外れる▽関節炎〔節節〕▽体の節々が痛む[使い分け] 「関節」が一般的に...
きせつ【季節】
[共通する意味] ★一年のうちで、自然、風物のある特色が現れる一時期。[英] the four seasons[使い方]〔季節〕▽季節の移り変わり▽季節を感じさせない服装▽季節の変わり目〔時季〕...
しせつ【使節】
[共通する意味] ★命令や依頼を受けて、それを果たしたり、伝えたりするために先方へ行く人。[英] a messenger[使い方]〔使者〕▽使者が早馬で到着した▽急ぎの使者〔使い〕▽父の使いで参...
じせつ【時節】
[共通する意味] ★物事をするのに適当な時。[英] a chance[使い方]〔機会〕▽この機会に精密検査を受けなさい▽これを機会に以後よろしく▽機会をうかがう▽機会均等〔チャンス〕▽逃げ出すチ...
いけんいっせつ【夷険一節】
平和で順調なときも逆境にあるときも、節操を変えないこと。▽「夷険」は土地の平らな所と険しい所の意。太平と乱世、また、順境と逆境のたとえ。「節」は節操の意で、節義を守って変えないこと。
いしょくれいせつ【衣食礼節】
日常の生活が満ち足りて、安定していればこそ、人は礼儀を知り節度をわきまえることができるということ。
しようまっせつ【枝葉末節】
主要でない部分。些細ささいな部分。本質からはずれた些末さまつなこと。▽「枝葉」は枝と葉で、幹が主要なもののたとえであるのに対して、主要でない部分のたとえ。「末節」は木の末のほうの節ふしの意で、主要でない些末な部分のたとえ。
じせいじせつ【時世時節】
「時世」も「時節」も、世の中の情勢。その時代のめぐり合わせ。
ばんこんさくせつ【盤根錯節】
物事が複雑に入り組んで、解決しがたいことのたとえ。また、ある勢力がはびこって取り除きがたいたとえ。▽「盤根」は曲がりくねった木の根。「錯節」は入り組んだ木の節ふしの意。「盤」は「槃」とも書く。
きたむら‐のぶよ【喜多村信節】
[1783〜1856]江戸後期の国学者・考証学者。江戸の人。名は節信(ときのぶ)ともいう。市中や民間の風俗・伝承を記録・考証した。著「嬉遊笑覧」「瓦礫雑考」など。
しょう‐こうせつ【邵康節】
[1011〜1077]中国、北宋の学者。共城(河南省)の人。名は雍(よう)。字(あざな)は尭夫(ぎょうふ)。神秘的宇宙観・自然哲学を説き、朱熹(しゅき)らに影響を与えた。著「観物内外篇」「皇極経...
ながつか‐たかし【長塚節】
[1879〜1915]歌人・小説家。茨城の生まれ。正岡子規に師事、「アララギ」の代表的歌人となり、短歌・写生文を発表。長編小説「土」、歌集「鍼(はり)の如く」などがある。