おい【老い】
1 年老いること。老年。「—を感じさせない身のこなし」 2 年とった人。老人。「—も若きも」 3 名詞の上に付いて複合語をつくり、年とった、の意を表す。「—松」「—武者」
おい‐うぐいす【老い鶯】
夏になっても、さえずっているウグイス。夏うぐいす。残鶯(ざんおう)。老鶯(ろうおう)。《季 夏》「山門の日に—のこだまかな/石鼎」
おい‐かがま・る【老い屈まる】
[動ラ四]年をとって、腰が曲がる。「—・りて、室(むろ)の外(と)にもまかでず」〈源・若紫〉
おい‐かけ【老懸/緌】
武官の正装の冠につけて顔の左右を覆う飾り。馬の尾の毛で扇形に作ったものを掛緒(かけお)でつける。冠(こうぶり)の緒。ほおすけ。
おい‐かんむり【老冠】
漢字の冠の一。「考」「者」などの「耂」、「耄」などの「老」の称。老頭(おいがしら)。
おい【老い】
〔老齢〕old age老いも若きもboth young and old老いを忘れるforget one's age老いのくり言an old man's [woman's] grumbling老い...
おい【老い】
old age
おいこむ【老い込む】
彼はすっかり老い込んでしまったHe has 「aged greatly [gotten much older].
おいさき【老い先】
the remaining years (of an old person's life)老い先短い父に心配を掛けたくないI hate to worry my father, who doesn...
おいさらばえる【老いさらばえる】
老いさらばえた身体「a decrepit [an enfeebled] body老いさらばえた犬a feeble old dog
おいる【老いる】
[共通する意味] ★年をとる。[英] to grow old[使い方]〔老いる〕(ア上一)▽老いた父の姿を見るのは寂しいものだ▽老いてますます盛ん〔老ける〕(カ下一)▽年より老けて見える▽老けた...
ふける【老ける】
[共通する意味] ★年をとる。[英] to grow old[使い方]〔老いる〕(ア上一)▽老いた父の姿を見るのは寂しいものだ▽老いてますます盛ん〔老ける〕(カ下一)▽年より老けて見える▽老けた...
ろうかい【老獪】
[共通する意味] ★世俗の経験を積んで悪くなっていること。[英] sophistication[使い方]〔世間擦れ〕スル▽若いくせに世間擦れしている人だ〔老獪〕(名・形動)▽老獪な政治家▽老獪に...
ろうきゅう【老朽】
[共通する意味] ★古くなって役に立たなくなること。[英] superannuation[使い方]〔老朽〕スル▽施設が老朽する▽老朽化した船〔老廃〕スル▽老廃した機械▽老廃物[使い分け] 「老朽...
ろうく【老躯】
[共通する意味] ★年をとって衰えた体。[英] an old body[使い方]〔老躯〕▽老躯をおして駆けつける〔老骨〕▽老骨にむち打って出馬する[使い分け] いずれも文章語。「老骨」は、老人が...
ろうきふくれき【老驥伏櫪】
人が年老いても、なお若者と変わらぬ大志を抱くこと。もとは、年老いた駿馬しゅんめが活躍の場を失い、馬屋に伏していながら、なお若いころの千里を駆ける志を捨てない意。また、能力のある人が、それを発揮することなく老いるたとえとしても用いられることがある。▽「驥」は一日に千里を走る駿馬。「櫪」はくぬぎの木。くぬぎが床下の横木に用いられたことから転じて、ねだの意。ここでは馬屋のねだで、馬小屋のこと。「老驥ろうき、櫪れきに伏ふす」と訓読する。
ろうしょうふじょう【老少不定】
人間の寿命がいつ尽きるかは、老若にかかわりなく、老人が先に死に、若者が後から死ぬとは限らないこと。人の生死は予測できないものだということ。▽人生の無常をいう仏教語。「不定」は一定しないこと、決まった法則や規則がないこと。「少」は若い意。
ろうせいえんじゅく【老成円熟】
豊富な経験に裏打ちされて、人格・知識・技能・教養などが十分に熟達していること。▽「老成」は経験を十分に積んで物事にたけていること。「円熟」は人格や技量などが十分に発達していて、豊かな内容をもつこと。
ろうせいじちょう【老成持重】
十分に経験を積んで物事に長じ、しかも慎重なこと。▽「老成」は経験を積んで、人格・技能・教養などが十分に熟達していること。「持重」は大事をとって慎重にする意。
ろうにゃくなんにょ【老若男女】
老いも若きも、男も女も。あらゆる人々。万人。
ラオ‐ショー【老舎】
⇒ろうしゃ(老舎)
ろうし【老子】
中国、春秋戦国時代の楚の思想家。姓は李、名は耳(じ)。字(あざな)は伯陽。諡号(しごう)は耼(たん)。儒教の人為的な道徳・学問を否定し、無為自然の道を説いた。現存の「老子」の著者といわれ、周の...
ろうしゃ【老舎】
[1899〜1966]中国の小説家・劇作家。本名、舒慶春(じょけいしゅん)。字(あざな)は舎予。1938年の中華全国文芸界抗敵協会成立時に主任となり、第二次大戦後は北京市文連主席となったが、文化...
ろう‐スキピオ【老スキピオ】
⇒スキピオ
ろうらいし【老莱子】
中国、春秋時代の楚の思想家。世を避けて隠棲し、楚王の招きにも応じなかった。「老莱子」15編を著したという。生没年未詳。