き‐なか【半銭/寸半】
《「き」は1寸、「なか」は半分の意。一文銭の直径が1寸であるところから》 1 1文の半分。半文。「(十文トルマデハ)いかな九文—でも、堪忍ばし召さるな」〈浄・歌念仏〉 2 半分。「小男鹿(さをし...
なか‐ば【半ば】
[名] 1 全体を二つに分けた、その一方。半分。「敷地の—を人手に渡す」 2 一定の距離・期間などの中間のあたり。「枝を—から切り落とす」「五月の—」「人生の—」 3 ある物事の途中。ある物事...
なかば‐の‐つき【半ばの月】
1 半円形の月。半月(はんげつ)。「末の世を照らしてこそは二月(きさらぎ)の—は雲がくれけれ」〈続千載・釈教〉 2 月半ばの月。満月。特に、中秋の名月。「秋の空、余りにたへぬ—」〈謡・雨月〉 3...
なか‐ら【半ら】
1 まんなかのあたり。「室(へや)の—で」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉 2 半分ほどの量や大きさ。また、半分ほどの程度。なかば。「足を砂子に脛(はぎ)の—ばかりふみ入れて」〈宇治拾遺・三〉 3 中ほ...
なからい【半井】
姓氏の一。 [補説]「半井」姓の人物半井桃水(なからいとうすい)半井卜養(なからいぼくよう)
なかば【半ば】
1〔半分〕半ば冗談にそう言ったのだHe said so half in jest.仕事は半ばすんだThe work is half done.彼の話の半ばはうそだったHalf of his st...
なかばすぎ【半ば過ぎ】
19世紀の半ば過ぎにin the latter half of the nineteenth century30代の半ば過ぎまで独身だったI didn't get married until I...
はん【半】
1〔半分〕half; semi-半マイルhalf a mile半時間ごとevery half hour1時間半one [an] hour and a half/one and a half ho...
はんいんよう【半陰陽】
a hermaphrodite ⇒性分化疾患半陰陽の monoecious; hermaphroditic
はんえいきゅうてき【半永久的】
semipermanent ((buildings))この浴槽は半永久的にもつThis bathtub will last (almost) indefinitely.
なかば【半ば】
[共通する意味] ★長さのあるものの真ん中のあたりの点、位置。[英] midway[使い方]〔中間〕▽学校と家の中間のあたりに図書館がある▽橋の中間に故障車が停まっている〔半ば〕▽マラソンのトッ...
はんかつう【半可通】
[共通する意味] ★実際は知らないのに知っているようなふりをすること。[英] knowingly《副》[使い方]〔知ったかぶり〕▽知ったかぶりをして相づちをうつ〔半可通〕▽半可通をふりまわす[使...
はんかんはんみん【半官半民】
[意味] 政府と民間が共同出資して事業を経営すること。[英] semi-governmental management[使い方]〔半官半民〕▽産業ロボットの開発を半官半民で行う
はんがく【半額】
[共通する意味] ★定められた金額の半分。[英] half the price[使い分け]【1】「半額」は、ある決まった金額や定価、料金の半分をいう。【2】「半値」は、品物の値段に限って用いる。...
はんき【半期】
[共通する意味] ★一年の半分の期間、六か月。[英] half a year[使い方]〔半年〕▽入社して半年がたった▽半年ごとに会を開く〔半期〕▽半期に一度の大売り出し▽半期ごとに決算書を作成す...
はんかんはんみん【半官半民】
半ばは官、半ばは民の意で、政府と民間が共同出資して事業を行うこと。また、その事業。
はんしはんしょう【半死半生】
ほとんど死にかかっていること。今にも死にそうで、やっと生きている状態。▽「死」は「じ」、「生」は「せい」「じょう」とも読む。
はんしんはんぎ【半信半疑】
半分は信じているが、半分は疑っている状態。うそか本当か判断に迷う様子。
はんしんふずい【半身不随】
脳障害などで、からだの右半身または左半身が麻痺まひして不自由になる症状。
はんせいはんすい【半醒半睡】
半ば目覚め、半ば眠った状態。意識が朦朧もうろうとしてはっきりしないさま。▽「醒」は目が覚める意。「睡」は眠る意。「半睡半醒はんすいはんせい」ともいう。
なからい‐とうすい【半井桃水】
[1861〜1926]小説家。対馬(つしま)の人。本名、冽(きよし)。朝日新聞の記者となり、通俗小説を発表。門下に樋口一葉がいた。作「海王丸」「天狗廻状」など。
なからい‐ぼくよう【半井卜養】
[1607〜1679]江戸前期の俳人・狂歌師。堺の人。名は慶友。幕府の医師として江戸に招かれた。俳諧を松永貞徳に学び、和歌・連歌・狂歌をよくした。家集「卜養狂歌集」など。
はんだ‐よしゆき【半田義之】
[1911〜1970]小説家。神奈川の生まれ。国鉄に勤めたのち、日本映画の記者となる。戦後は、日本民主主義文学同盟(のちの日本民主主義文学会)の創立に参加。「鶏騒動」で芥川賞受賞。他に「風葬」「...
はんだ‐りょうへい【半田良平】
[1887〜1945]歌人。栃木の生まれ。窪田空穂に師事、「国民文学」同人として活躍。歌集「野づかさ」「幸木(こうぼく)」など。
はんむら‐りょう【半村良】
[1933〜2002]小説家。東京の生まれ。本名、清野平太郎。SFの手法を取り入れた伝奇的な時代小説で人気を得る。特に、市井に生きる人々の目を通して歴史を仮構した人情ものが評価された。「雨やどり...