アイウォール【eyewall】
台風の中心(台風の目)を取り巻く発達した積乱雲の壁。猛烈な暴風雨をもたらす。目の壁雲。
アイエッチ‐ちょうりき【IH調理器】
《IHは、induction heating(誘導加熱)の略》調理器内部の渦巻きコイルから発生する磁力線によって、上に置いた鍋底に渦電流が生じ、電流が熱に変わる方式の調理器。高温が得られる、炎が...
あいしゅうのまちにきりがふるのだ【哀愁の町に霧が降るのだ】
椎名誠による自伝的長編小説。昭和56年(1981)から昭和57年(1982)にかけて全3巻を刊行。のちにイラストレーターとなる沢野ひとし、弁護士となる木村晋介らと過ごした自身の青春時代を描く。
あいづしこん【会津士魂】
早乙女貢の長編歴史小説。昭和46年(1971)から昭和63年(1988)にかけて「歴史読本」誌に連載。単行本は昭和60年(1985)から昭和63年(1988)にかけて全13巻で刊行。戊辰戦争を敗...
あいづのうしょ【会津農書】
近世前期の農書。陸奥(むつ)国会津郡幕内村(会津若松市)肝煎(きもいり)佐瀬与次右衛門著。3巻。貞享元年(1684)成立。会津地方の農業経営について記録したもの。
上がる
I1〔下から上に行く〕rise, go [come] up;〔登る〕climb up火山から煙が上がっているのが見えたI saw smoke rising from the volcano.彼は...
揚げ戸
a push-up door; a push-up [roll-up] shutter(▼push-upは押し上げ式の,roll-upは巻き上げ式のシャッター)揚げ戸を開ける[閉める]「push...
揚げ巻
〔貝〕a constricted tagelus揚げ巻結びa woman's hairstyle (of the Meiji era) in which the hair is twisted ...
上げる
I1〔下から上に動かす〕raise;〔持ち上げる〕lift (up)箱を棚の上に上げるlift a box (up) onto a shelf彼は帽子を上げて婦人にあいさつしたHe raised...
汗止め
彼は汗止めの鉢巻きをしていたHe had a sweatband around his head.汗止めスプレー((use; apply)) antiperspirant [deodorant]...
そばづえ
[共通する意味] ★他人の引き起こしたことから迷惑や損害をこうむること。[英] involvement[使い方]〔巻き添え〕▽飛び下り自殺の巻き添えをくって何人かの通行人が大けがをした▽子どもを...
るい【累】
[共通する意味] ★他人の引き起こしたことから迷惑や損害をこうむること。[英] involvement[使い方]〔巻き添え〕▽飛び下り自殺の巻き添えをくって何人かの通行人が大けがをした▽子どもを...
とばっちり
[共通する意味] ★他人の引き起こしたことから迷惑や損害をこうむること。[英] involvement[使い方]〔巻き添え〕▽飛び下り自殺の巻き添えをくって何人かの通行人が大けがをした▽子どもを...
まきぞえ【巻き添え】
[共通する意味] ★他人の引き起こしたことから迷惑や損害をこうむること。[英] involvement[使い方]〔巻き添え〕▽飛び下り自殺の巻き添えをくって何人かの通行人が大けがをした▽子どもを...
からめる【絡める】
[共通する意味] ★周りを取り巻くようにくっ付ける。[英] to entwine[使い方]〔巻く〕(カ五)▽足首に包帯を巻く▽長い物には巻かれろ〔絡める〕(マ下一)▽腕をからめる▽ソースを絡めて...
うんきんせいふう【運斤成風】
非常に巧みですばらしい技術のこと。また、それをもつ職人。手斧ておのを振るって風を巻き起こす意。▽「運斤」は斧を振るうこと。「斤」は手斧の意。「成風」は風を起こすこと。風を起こすほど勢いよく振りまわす意。「斤きんを運めぐらし風かぜを成なす」と訓読する。
かいかんゆうえき【開巻有益】
読書はためになるということ。読書を奨励する語。▽「開巻」は書物を開く意。転じて、読書。「有益」は役に立つこと。「巻かんを開ひらけば益えき有あり」と訓読する。
かきょあっかん【科挙圧巻】
試験で最もすぐれた成績を収めること。▽「科挙」は中国の隋ずい代に制度として確立した官吏登用試験のこと。科目で人材を挙げ用いる意。「圧巻」は最優秀の答案(巻)を他の答案の上に載せたことから出た語で、最もすぐれたものが一番上にあって、他のすべての答案を圧すること。書物や演劇などの中で最もすぐれた部分、また、詩文などで多くの作品中最もすぐれたものをいう。「巻」は答案用紙の意。
けんどちょうらい【捲土重来】
一度敗れたり失敗したりした者が、再び勢いを盛り返して巻き返すことのたとえ。巻き起こった土煙が再びやって来る意から。▽「捲土」は土煙が巻き上がることで、勢いの激しいことのたとえ。「重来」は再びやって来ること。もとは一度敗れた軍が再び勢いを盛り返して攻めて来ることをいった。「捲」は「巻」とも書く。また、「重」は「じゅう」とも読む。
りくとうさんりゃく【六韜三略】
中国の有名な兵法書『六韜』と『三略』。『六韜』は周の太公望呂尚りょしょうの作とされる。文・武・竜・虎こ豹ひょう犬の六巻。『三略』は前漢の功臣、張良ちょうりょうの師である黄石公こうせきこうの作とされ、上略・中略・下略の三巻。ただし、ともに後世の偽作という説もある。▽「韜」は弓袋の意で、兵法の奥義、戦略のこと。「略」ははかりごと・計略の意。
あわたぐち‐たかみつ【粟田口隆光】
南北朝・室町初期の絵師。絵仏師として名を成し、清涼寺本「融通念仏縁起絵巻」2巻のうち絵二段を描いた。生没年未詳。
さいごう‐たかもり【西郷隆盛】
[1828〜1877]政治家。薩摩(さつま)の人。通称、吉之助。号、南洲。討幕の指導者として薩長同盟・戊辰戦争を遂行し、維新の三傑の一人と称された。新政府の参議・陸軍大将となったが、明治6年(...
たいら‐の‐まさかど【平将門】
[?〜940]平安中期の武将。高望(たかもち)の孫。下総(しもうさ)を本拠として土着豪族の伝統的勢力を継承、伯父国香を殺し、関東の最強豪族となった。下総猿島(さしま)に王城を営み、文武百官を置...
たけだ‐しんげん【武田信玄】
[1521〜1573]戦国時代の武将。名は晴信。信玄は法名。父信虎を廃して甲斐(かい)の守護となり、信濃一円を制し、上杉謙信と対立、数度に及び川中島で合戦。のち、京都進出を企てて三方ヶ原で徳川...
フンデルトワッサー【Friedensreich Hundertwasser】
[1928〜2000]オーストリアの美術家・建築家。本名、フリードリヒ=シュトーワッサー。曲線や渦巻きをモチーフとし、色彩に富んだ絵画や建築物を多く制作した。
血圧検査の目的
高血圧の有無をチェック 血圧検査は、高血圧の有無や高血圧をもたらす病気を調べるための検査です。心臓がもっとも強いポンプ力で血液を送り出す"収縮期"の血圧と、心臓、静脈から血液を戻す"拡張期"の血圧を測定します。 医療機関の血圧測定では、正確な数値が得られる「水銀血圧計」を用いて、上腕動脈の血圧を測定します。 上腕動脈は心臓に近く、心臓に直結する大動脈起始部の血圧が反映されるため、心臓の状態を知る重要な手がかりになるからです。 実際の検査では、上腕部にカフ(駆血帯)を巻き、カフに空気を送って締め付け、空気を抜きながら測定します。 血圧は"心拍出量"と"血管抵抗"によって決められます。 たとえば、激しい運動をしているときは、心臓は心拍数を上げて大量の血液を送り出すため、血圧が上昇します。 また、気温が低いときや精神的に緊張したときなどは、末梢血管が収縮し、血管の抵抗性が高まるため、心臓は強い圧力で血液を送り出します。結果、やはり血圧は上昇します。 逆に、睡眠中やリラックスしているときは、それほどたくさんの血液を必要としませんから、心拍数も血圧も下がっています。 こうした心臓のはたらきや血圧は、自律神経によって自動的に調節されています。運動時や興奮状態にあるときは、交感神経が優位に働き、血圧が上がります。一方、安静時には副交感神経が優位となり、血圧は下がります。 日内変動 血圧は1日のなかで数値が変動します。 一般的には起床時に大きく上昇し、昼食時にピークとなります。夕方以降はゆるやかに低下し、睡眠時はもっとも低い状態で安定します。 日常の動作、行動、生活習慣など 血圧は食事、入浴、排泄、運動時などのほか、ストレスや喜怒哀楽などの興奮状態のときに上昇します。また、喫煙や飲酒などの生活習慣も、血圧を上昇させる大きな要因となります。 環境 血圧は、寒暖の差が激しいとき(10度以上の温度差)、季節の変わり目、冬の寒さなどのストレスによって上昇します。季節では、春から夏にかけては比較的低く、秋から冬にかけて高くなります。 ほかの病気との関連 血圧は脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症、肥満、腎臓病、ホルモンの病気などと深い関連があります。 正常範囲を超えた血圧を長期間放置していると、血圧の負担のかかる血管や臓器が障害され、さまざまな合併症がおこってきます。 合併症をもたらす代表は、動脈硬化です。動脈硬化が進行すると、とくに脳、心臓、腎臓に深刻な合併症を引き起こします。 脳の血管の動脈硬化が進むと、脳出血や脳梗塞、くも膜下出血などの危険が高まります。また、心臓では、狭心症や心筋梗塞をおこしやすくなります。 いずれも命にかかわる重大な病気です。また、腎臓の細動脈や糸球体が硬化する腎硬化症では、腎機能の低下から腎不全に至ることもあります。 日本高血圧学会では、収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上を高血圧とし、治療の対象とされています。しかし、メタボリックシンドロームの診断基準では、収縮期血圧130mmHg以上、拡張期血圧85mmHg以上(いずれか、あるいは両方)であれば、内臓脂肪蓄積の改善をはじめとする生活改善が必要とされています。
精子と射精のメカニズム
精子は精巣内にある多数の精細管でつくられています。 精子の頭部の大きさは、わずか0.005mm程度。からだのなかで一番小さな細胞です。 精子は、先端が突起状になった球体の頭部、楕円形の中間部、細い糸状になった尾部の3部位に分けられます。 精子頭部の中心には、23個の染色体をもつ細胞核があり、ここに父親の遺伝子を含んでいます。細胞核の外側は、先体という組織に包まれています。先体は、卵子に突入するための組織で、卵子の表面を覆う膜を溶かす酵素を含んでいます。 中間部には、精子が運動するためのエネルギーをつくるために、ミトコンドリアがらせん状に巻きついています。ミトコンドリアは、精液のなかの糖分を吸収し、そのエネルギーを尾部の鞭毛に与えています。 性的な興奮が高まると、陰茎内の陰茎海綿体と尿道海綿体の内部にある動脈がゆるみ、海綿体の細かい溝のなかに多量の血液が流れ込みます。そのため、海綿体はふくらみ、海綿体を外側から包んでいる白膜が、血液の圧力を受けて硬くなります(この状態が勃起です)。 勃起の際、精巣でつくられた精子は蠕動運動により精管を通って前立腺まで運ばれ、精のうの分泌液と混ぜられて精液となります。 このとき、精液の膀胱への逆流を防ぐために、膀胱の出口にある内尿道括約筋が収縮して、膀胱につながる尿道は閉じられます。同時に外尿道括約筋も収縮して、前立腺内の尿道内圧を高めます。 その後、外尿道括約筋だけが弛緩すると圧力で精液が押し出され、外尿道口から射精されます。
乳房の役目とメカニズム
左右1対の乳房は、育児のための"乳汁"をつくる乳腺組織を脂肪組織が取り巻き、リンパ管が多数通る構造を有しています。 乳房の表面はふくらんで、半球状になっており、中央付近には周囲よりも色の濃い乳輪があります。 乳汁は、乳腺組織にある腺房細胞でつくられます。この腺房細胞が複数集まると腺房となり、さらに腺房が複数集まると乳腺小葉という、房状の組織になります。 乳腺小葉の外周には、毛細血管が張り巡らされ、この血液から乳汁がつくられます。 これが乳腺小葉につながった乳管を通り、乳頭(乳首)へ運ばれます。乳首近くの乳管には乳管洞というふくらみがあり、ここは乳管から運ばれた乳汁を蓄える場所になっています。