か【日】
[接尾]助数詞。数を表す和語に付いて、日数を数えるのに用いる。「十—」「三—三晩」「二月七—に雪が降った」「いま幾(いく)—ありて若菜摘みてむ」〈古今・春上〉
かが‐なべ‐て【日日並べて】
[連語]《名詞「かが(日日)」+動詞「な(並)ぶ」の連用形+接続助詞「て」》日数を重ねて。「—夜には九夜(ここのよ)日には十日を」〈記・中・歌謡〉
け【日】
《上代語。「か(日)」と同語源という》二日以上にわたる日のこと。日々(ひび)。 →日(け)長し →朝に日(け)に「一日(ひとひ)こそ人も待ちよき長き—をかくのみ待たばありかつましじ」〈万・四八四〉
け‐なが・し【日長し】
[形ク]多くの日数が経過しているさま。久しい。「君が行き—・くなりぬ山たづね迎へか行かむ待ちにか待たむ」〈万・八五〉
け‐なら・ぶ【日並ぶ】
[動バ下二]日数を重ねる。いく日も費やす。「馬ないたく打ちてな行きそ—・べて見てもわが行く志賀にあらなくに」〈万・二六三〉
じつげつ【日月】
1〔太陽と月〕the sun and the moon2〔歳月〕time; days; years完成までに5年の日月を費やしたIt took us five long years to fin...
にちい【日×伊】
日伊の Italo-Japanese; Japanese-Italian; Italian-Japanese
にちいん【日印】
日印の Indo-Japanese
にちえい【日英】
日英の Anglo-Japanese日英同盟条約the Anglo-Japanese Alliance Treaty日英協会the Japan-British Society
にちぎん【日銀】
the Bank of Japan日銀券a Bank of Japan note日銀券発行高the number [value] of Bank of Japan notes issued日銀総...
じつげつ【日月】
[共通する意味] ★宇宙に存在する物体の総称。[英] the heavenly body[使い方]〔天体〕▽天体を観測する▽天体望遠鏡〔日月〕▽日月の運行[使い分け]【1】「天体」は、恒星、惑星...
にちじ【日時】
[共通する意味] ★何月何日という明示。[英] a date[使い方]〔日付〕▽品物を発送した日付を記入する▽日付が間違っている▽日付変更線〔日時〕▽出発の日時は未定だ▽会合は場所より日時を優先...
にちじょう【日常】
[共通する意味] ★いつも同じようであること。[英] usual(ly)[使い方]〔ふだん〕▽ふだんは早く家に帰る▽調子はふだんと変わらない▽ふだん履いている靴〔日頃〕▽日ごろの努力が実を結ぶ▽...
にちにち【日日】
[共通する意味] ★同じ様子が特定のその日だけでなく、何日も続いて起こること。[英] every day[使い方]〔毎日〕▽毎日七時に家を出る▽水は毎日の生活に欠かせない▽楽しい毎日を送る〔日日...
にちぼつ【日没】
[共通する意味] ★太陽が地平線下に入ること。また、その時刻。[英] sunset[使い方]〔日の入り〕▽日一日と日の入りが遅くなる〔日没〕▽日没が早くなる▽今日の日没は午後五時[反対語] ▼日...
じつげつせいしん【日月星辰】
太陽や月、星などの天体が交わるところ。天空。空。
にちじょうさはん【日常茶飯】
日々のありふれたこと。いつものことで特に取り上げるまでもないもの。毎日の食事の意から。▽「日常茶飯事」が常用句。
にちじょうざが【日常坐臥】
寝ているときも座っているときも。ふだん、いつでも。▽「坐臥」は座ることと寝ること。すなわち、起きているときも寝ているときもの意。「坐」は「座」とも書く。
にちりょうげったい【日陵月替】
日に日に衰退していくこと。▽「陵」は丘、また衰える、廃れる意。「替」は廃れることで、丘がだんだん低くなるように衰えること。「日~月~」は日に日にそうなっていくこと。「日ひに陵りょうし月つきに替たいす」と訓読する。
にっきょげっしょ【日居月諸】
君臣、君主とその夫人、父と母などのたとえ。また、月日が流れ去ること。▽「居」「諸」はともに句末に置いて語調を整える字。「日よ月よ」と呼び掛けている。「日」と「月」は、ともに天に輝き下界を照らしていることから、君主と夫人にたとえられる。のち、日付の月日の意味をもたせるようになった。一般に「日ひや月つきや」と訓読を用いる。
くさかべ‐めいかく【日下部鳴鶴】
[1838〜1922]書家。滋賀の生まれ。名は東作。字(あざな)は子暘(しよう)。六朝(りくちょう)書道を学び、清国に渡って書学を研究。明治書道界の第一人者で、その書風は鳴鶴流とよばれた。
にちじゅう【日什】
[1314〜1392]南北朝時代の日蓮宗の僧。会津の人。妙満寺派(今の顕本法華宗)の祖。通称、玄妙阿闍梨(あじゃり)。比叡山で学び天台僧となる。66歳のとき日蓮の著書を読み、日蓮宗に帰した。京都...
にちじょう【日乗】
[?〜1577]戦国時代の僧。出雲朝山郷の人。織田信長の寵を受け、内裏修造の奉行を務めた。キリスト教を排撃し、信長の面前でイエズス会士フロイスと宗論を交えたが敗れたという。
にちぞう【日像】
[1269〜1342]鎌倉後期の日蓮宗の僧。下総(しもうさ)の人。通称、肥後阿闍梨(あじゃり)。日蓮・日朗(にちろう)に師事。京都に入り三度追放されたが、妙顕寺を創建し京都布教の基盤をつくった。...
ひよしまる【日吉丸】
豊臣秀吉の幼名。