いっけい‐アクセント【一型アクセント】
日本語のアクセントの一種。 1 語によるアクセントの区別がないもの。東北南部から関東北部にかけての地域や九州中部などでみられる。無アクセント。崩壊アクセント。 2 同一音節数の語がすべて同一の形...
けいはんしき‐アクセント【京阪式アクセント】
日本語のアクセントの一種。同一音節数の語がいくつかの型のアクセントで発音されるもの。日本語のアクセントの中で、最も多くの型の区別をする。例えば2音節名詞の場合、「鳥・橋・松・春」がそれぞれ異なる...
とうきょうしき‐アクセント【東京式アクセント】
東京語のアクセント体系。東京を中心に、関東西部から中部地方、中国地方、北海道から東北北部などの広い地域で見られる。アクセント核の有無や、有る場合にはその位置が語によって異なる。平板型の「はし○(...
アクチノイド【actinoid】
原子番号89のアクチニウムから103のローレンシウムまでの15の元素の総称。いずれも放射性元素で、物理的、化学的に極めてよく似た性質をもつ。 [補説]アクチノイドの一覧89 アクチニウム(Ac)...
きふくがた‐どうし【起伏型動詞】
東京式アクセントで、終止形にアクセント核のある動詞。アクセント核は後ろから2番目の拍にある。「み↓る(見る)」「たべ↓る(食べる)」「あきらめ↓る(諦める)」など。その拍が長音や母音の場合、後ろ...
灰汁
I〔木炭を漉こしたアルカリ液〕lye;〔野菜の〕a sharp [an acrid, a bitter] taste; an alkaline flavor;〔肉などの〕scum肉汁のあくをすく...
齷齪
つまらないことにあくせくするworry about little thingsあくせく働くwork hard [《口》 like a dog]/toil and moil彼女は一生をあくせくと過...
悪党
⇒あくにん(悪人)(この)悪党め(You) Devil !/(You) Bastard !/(You) Son of a bitch !(▼これらはすべて品の悪い表現)
あくどい
1〔性質が悪い〕vicious; wickedあくどい商法crooked dealingあくどいやり方a vicious way (to do things)2〔色などがしつこい〕gaudy; ...
悪道
1⇒あくろ(悪路)2〔悪い行い〕悪道を行くtake to 「an evil [a wrong] course3〔悪業者の行く死後の世界〕the Realms of Evil
あく
[共通する意味] ★物と物との間に空間ができる。[英] to be empty; vacant《形》[使い方]〔すく〕(カ五)▽歯と歯の間がすく▽戸と柱の間が少しすいている▽枝がすいている〔あく...
すく
[共通する意味] ★物と物との間に空間ができる。[英] to be empty; vacant《形》[使い方]〔すく〕(カ五)▽歯と歯の間がすく▽戸と柱の間が少しすいている▽枝がすいている〔あく...
あくまで
[共通する意味] ★現在の決意を途中で曲げたり変更したりせず固持するさま。[英] persistently[使い方]〔あくまで〕(副)▽その計画にはあくまで反対である▽自説をあくまで譲らない〔頑...
ひらく【開く】
[共通する意味] ★閉じていたものに、すきま、ゆるみ、さらに大きな開放部分ができる。閉じていない状態になる。また、そのような状態にする。[英] to open[使い方]〔開く〕(あく)(カ五)▽...
あく【開く】
[共通する意味] ★閉じていたものに、すきま、ゆるみ、さらに大きな開放部分ができる。閉じていない状態になる。また、そのような状態にする。[英] to open[使い方]〔開く〕(あく)(カ五)▽...
あくいあくしょく【悪衣悪食】
質素で粗末な着物や食べ物。▽「悪衣」は粗末な着物。「悪食」は「あくじき」とも読むが、この場合は、粗末な食事という意味のほかに、人がふつう口にしないものを食べる、いわゆるいかもの食いの意味がある。
あくぎゃくひどう【悪逆非道】
⇒ あくぎゃくむどう(悪逆無道)
あくはつとほ【握髪吐哺】
立派な人材を求めるのに熱心なこと。▽「握髪」は髪を洗っている途中で、髪を握って洗うのをやめること。「吐哺」は口中の食べ物を吐き出すこと。「髪かみを握にぎり哺ほを吐はく」と訓読する。「吐哺握髪とほあくはつ」ともいい、略して「吐握」ともいう。
いっししちしょう【一死七生】
天上界で一度死んで、七たびこの世に生まれ変わるという意。転じて、何度も生まれ変わること。この世に生まれ変わる限りどこまでもということ。また、あくまでも、どこまでもの意。▽「一死」は一回だけの死。「七生」は七たび生まれ変わること。何度も生まれ変わること。また、永遠にの意。
かんぜんちょうあく【勧善懲悪】
善良な人や善良な行いを奨励して、悪者や悪い行いを懲こらしめること。▽「善ぜんを勧すすめ悪あくを懲こらす」と訓読する。「懲悪勧善ちょうあくかんぜん」ともいう。
クリスティ【Agatha Christie】
[1890〜1976]英国の女流推理作家。探偵ポアロやミス=マープルが活躍する、卓抜した着想・展開の作品を書いた。作「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺人事件」「オリエント急行の殺人」など。
アクバル【Jalāl al-Dīn Muḥammad Akbar】
[1542〜1605]インドのムガル帝国第3代の皇帝。在位1556〜1605。帝国の基礎の確立者。寛容な宗教政策によって、イスラム・ヒンズー両教徒の融和に努めた。アクバル大帝。
アグリッパ【Marcus Vipsanius Agrippa】
[前63ころ〜前12]古代ローマの将軍・政治家。アクティウムの海戦で活躍。属州統治や大土木事業にもすぐれた業績を残した。
アルベルトゥス‐マグヌス【Albertus Magnus】
[1193ころ〜1280]ドイツのスコラ学者・神学者・自然科学者。ドミニコ会修道士。アリストテレスの学説を取り入れて、理性と信仰の領域を区別した。トマス=アクィナスの師。
アントニウス【Marcus Antonius】
[前82〜前30]ローマの政治家・軍人。カエサルの部将としてガリア遠征で活躍。カエサルの没後、オクタビアヌス・レピドゥスとともに第2回三頭政治を行った。のちエジプトの女王クレオパトラと結ばれたが...
胃と大腸の病気(胃がん/急性胃炎/胃潰瘍/大腸ポリープ/結腸がん/虫垂炎/直腸がん)
胃と大腸の内側は表面を粘膜で覆われていますが、異変には非常にデリケートにできています。 そのため、胃は暴飲暴食などの刺激で胃粘膜が傷つきやすく、病的な変化をおこすと、痛みが生じたり、胸やけや吐き気など不快な症状が現れます。また、大腸は腹痛をはじめ、下痢や便秘、お腹が張った感じ、下血(血便)などの症状が現れます。 しかし、胃、大腸ともにがんやポリープなどができた場合、早期には自覚症状が現れにくく、病気を進行させてしまう恐れがあります。普段、異変を感じないからといって、胃や腸が丈夫だと過信はせずに定期的に検診を受けるよう心がけましょう。 胃壁の最も内側にある粘膜内の細胞が、何らかの原因でがん細胞となり、無秩序に増殖を繰り返すのが胃がんです。 がんは、はじめは30~60μm(1μmは1000分の1mm)の大きさから出発し、5㎜程度の大きさになったころから発見が可能になります。 がんは胃壁の外に向かって、粘膜下層、筋層、漿膜下層(しょうまくかそう)、漿膜へと徐々に深く広がり始めます。がんの深さが粘膜下層までのものを「早期胃がん」、粘膜下層を超えて筋層より深くに及ぶものを「進行胃がん」といいます。 早期胃がんは、診断・治療上の必要から、その病変部の表面の形状によって隆起型、表面隆起型、表面陥凹(かんおう)型、陥凹型に分類されます。 早期胃がんに特有の症状はありません(多くの場合、無症状です)。胸やけやげっぷ、食欲不振など胃炎とよく似た症状がでるケースもありますが、これは粘膜の炎症に関係したものです。 暴飲暴食や香辛料など刺激の強い食品、薬、ストレスなどが原因で胃粘膜に急性の炎症がおきた状態です。主な症状はみぞおちの下辺りの痛み、吐き気や嘔吐ですが、時に吐血・下血(血便)がみられます。 ストレスなどが原因で胃の粘膜がただれ、深い欠損が生じた状態です。重症になると胃壁に穴があく(穿孔(せんこう))こともあります。みぞおちの下辺りの痛み(食後1~2時間に増強)、胸やけ、げっぷなどが典型的な症状で、吐血・下血がみられることもあります。 結腸に発生するがんで、発生部位により右側結腸がん(上行結腸がん)、左側結腸がん(下行結腸がん、S状結腸がん)と呼ばれます。とくにS状結腸にはがんができやすく、直腸がんと合わせて大腸がん全体の約7割を占めます。 多くの場合、初期には無症状です。この部位にある内容物(便)は液状であり、比較的腸管が太いため、がんができても閉塞することはあまりありません。ただし、進行すると右下腹部のしこり、便秘や下痢、黒色便、貧血などの症状がみられます。 初期症状は下血(血便あるいは血液と粘液が混じった粘血便)です。この部位にある内容物(便)は固形で腸管も細いため、がんができると狭くなったり閉塞することがよくあります。そうなると便秘と下痢を繰り返したり、腹痛がしたり、便とガスが出なくなったりします。 盲腸の下にある腸管の一部・虫垂が細菌やウイルスに感染して炎症をおこし、化膿した状態です。主な症状は腹痛(初期にみぞおちやへその辺りから痛みだし、右下腹部へと移動)、吐き気、嘔吐です。炎症が進むにつれ、37~38℃の発熱がみられます。 大腸の粘膜から発生する隆起した突出物(腫瘤)を大腸ポリープといいます。 大腸ポリープは、がん化することはない"非腫瘍性ポリープ"とがん化する"腫瘍性ポリープ"に大別されます。 非腫瘍性ポリープには、若年性ポリープ(幼児、小児の直腸にできる)、炎症性ポリープ(大腸炎が治る過程でできる)、過形成ポリープ(高齢者の直腸にできる)があります。 腫瘍性ポリープは腺腫ともいいます。大腸ポリープの約8割は腺腫です。腺腫のほとんどが1cm以下の大きさですが、2cm以上に成長するとがん化の可能性が高くなります。大腸がんの多くはこの腺腫から発生すると考えられています。 大腸ポリープの形状は、茎のあるものや扁平なものまでさまざまです。加齢とともに増加する病気で、多くは無症状ですが、まれに下血がみられます。 大腸の終末部・直腸にできるがんです。固形状になった便が病変部を刺激するため、早期に下血(血便、粘血便)がみられることがよくあります。がんが大きくなって腸管を詰まらせると便秘と下痢を繰り返したり、排出された便が普段より細くなります。また、がんがあるため、排便しても腸に便が残っている感じがします。
筋肉のはたらき
細い筋原線維が集まって、一つの集合体となったものを筋線維(筋細胞)といいます。さらに、その筋線維の束の集まりが筋肉です。 筋原線維のなかには、たんぱく質の細い線維と、太い線維が対に並んでいます。骨格筋は脳からの指令を受けた運動神経のはたらきにより、互いに引き合ったり、離れたりします。この収縮と弛緩の繰り返しにより、からだや臓器を動かしているのです。 骨格筋は中枢神経、心筋・平滑筋は自律神経からの指令で動いています。 骨格筋は自分の意思で動かせる随意筋です。 骨格筋の重量は、成人男性では体重の約3分の1を占めています。その主成分はたんぱく質で、ミオシンという太い線維と、アクチンという細い線維の2種類から成り立っています。 骨格筋には、収縮する速さにより「遅筋」と「速筋」があります。 遅筋は、酸素を運ぶ赤いたんぱく質を多く含み、からだの深層部で持続的な運動をします。 一方、速筋は、赤い色のたんぱく質が少なく、からだの表面に近い部分で、瞬発的な運動を担います。 また、2つの筋では、収縮をおこす分子(ミオシン)の種類が異なることがわかっています。 心筋は、心臓を形づくり動かす筋肉です。筋線維が結びついた構造をしています。 自らの意思で動かすことはできない不随意筋であり、自律神経やホルモンによってコントロールされています。 心臓は血液の入口となる「心房」と出口の「心室」から成り立っています。心室には右心室と左心室があります。そのうち左心室の心筋は、全身に血液を送り出す役割があるため、肺に送り出す右心室の3倍の厚さがあるなど、とくに強い力に耐えられる構造になっています。 心筋が休むことなく心臓を動かすことで、私たちの生命は維持されています。こうした理由から、心筋は、全身のなかでもっとも丈夫な筋肉といえます。 平滑筋は、心臓以外の内臓や血管の外壁となり、それらを動かすための筋肉です。短く細い紡錘形の筋線維から形成されています。 内臓の多くは内腔側から「輪走筋」、「縦走筋」の2層の平滑筋がついて、その外側を「漿膜」が覆う構造になっています。 「心筋」と同じく、私たちが自らの意思で動かすことのできない不随意筋であり、自律神経やホルモンによってコントロールされています。
臓器や器官のはたらきを調整する「自律神経」
交感神経は、"昼の神経"とも呼ばれ、身体の活動時に優位になる神経です。 交感神経が働くと、瞳孔が拡大し、心拍は速くなり、血管は収縮して血圧を高め、体温が上昇する-など、からだが活性化し、活動しやすい状態になります。また、感情の起伏も激しくなります。 副交感神経は、"夜の神経"とも呼ばれ、身体の安静時に活動する神経です。からだを緊張から解きほぐし、休息させるようにはたらきます。 副交感神経が交感神経よりも優位に動き出すと、瞳孔は収縮し、心拍はゆっくりになり、血圧は低くなります。消化吸収機能も高まりからだに栄養がとり込まれます。からだだけでなく、精神面でも激しい感情や不安、悩みなどが抑えられて穏やかになり、睡眠など休息にふさわしい状態に移行します。 いわば、車のアクセルのような役割を果たす「交感神経」と、ブレーキのような役割を果たす「副交感神経」-。両者の相反する作用がバランスよく働くことで、からだは健康な状態を保つことができるのです。