い【畏】
[常用漢字] [音]イ(ヰ)(呉)(漢) [訓]おそれる かしこし かしこまる 1 おじけづく。おびえる。「畏懼(いく)・畏縮・畏怖」 2 うやまい、かしこまる。「畏敬・畏友」
蛇(へび)に噛(か)まれて朽縄(くちなわ)に怖(お)じる
《「朽縄」は、腐った縄》蛇に一度噛まれてからは腐った縄を見てもおびえる意で、一度の失敗に懲りて必要以上に用心深くなることのたとえ。羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く。
おび・る
[動ラ下二] 1 内気でおっとりしている。「女御の、あまりやはらかに—・れ給へるこそ」〈源・若菜下〉 2 おびえる。「この勢ひに—・れて、山路にかかって逃ぐるを」〈浮・諸国心中女〉
おび・ゆ【怯ゆ/脅ゆ】
[動ヤ下二]「おびえる」の文語形。
きょう【怯】
[音]キョウ(ケフ)(漢) [訓]おびえる ひるむ 臆病で心がしりごみする。「怯弱・怯懦(きょうだ)/卑怯」
影
I1〔光〕light月影moonlight星影starlight2〔影法師〕a shadow建物は舗道に影を落としていたThe shadow of the building lay across...
震え上がる
I〔激しく震える〕tremble violently;〔恐怖などで〕shudder ((with fear));〔寒さなどで〕shiver ((with cold))II〔おびえる〕be ter...
be bored [scared] stiff
まったくうんざりする[ひどくおびえる]
be scared at the strange noise
妙な音におびえる
be scared [afraid, frightened] of one's own shadow
自分の影におびえる;ひどく臆病である
おそれる【恐れる】
[共通する意味] ★身に危険を感じるなどしてびくびくする。[使い方]〔恐れる〕(ラ下一)▽何事をも恐れない人▽敵を恐れる〔怖がる〕(ラ五)▽暗闇(くらやみ)を怖がる▽皆から怖がられている監督〔お...
こわがる【怖がる】
[共通する意味] ★身に危険を感じるなどしてびくびくする。[使い方]〔恐れる〕(ラ下一)▽何事をも恐れない人▽敵を恐れる〔怖がる〕(ラ五)▽暗闇(くらやみ)を怖がる▽皆から怖がられている監督〔お...
おびえる
[共通する意味] ★身に危険を感じるなどしてびくびくする。[使い方]〔恐れる〕(ラ下一)▽何事をも恐れない人▽敵を恐れる〔怖がる〕(ラ五)▽暗闇(くらやみ)を怖がる▽皆から怖がられている監督〔お...
くうそう【空想】
[共通する意味] ★実際には目の前に存在していない事物、現象などを頭の中に思い描くこと。また、その内容。[使い方]〔空想〕スル▽鳥になった自分を空想する▽空想を描く▽空想科学小説〔想像〕スル▽自...
まぼろし【幻】
[共通する意味] ★実際には存在しないのに存在するかのように見えるもの。[英] a phantom[使い方]〔幻影〕▽幻影におびえる▽幻影をしばしば見る〔幻視〕▽幻視幻聴を起こす〔幻〕▽幻のごと...
えいがいきょうしん【影駭響震】
ちょっとした影やささいな物音にもおびえる意から、ひどく驚き怖れること。
ごぎゅうぜんげつ【呉牛喘月】
過度におびえ恐れることのたとえ。また、疑いの心があると、何でもないものにまで恐れや疑いの気持ちをもつたとえ。暑い呉の地方の牛は月を見ても暑い太陽だと思い、喘あえぐ意から。▽「呉」は江南一帯の地。「喘」は息が切れて苦しそうに呼吸すること。「呉牛ごぎゅう、月つきに喘あえぐ」と訓読する。
せいせいどうどう【正正堂堂】
態度や手段が正しくて立派なさま。▽「正正」は軍旗が正しく整うさま。「堂堂」は陣構えの勢いが盛んなさま。「正正の旗、堂堂の陣」の略。
そうもくかいへい【草木皆兵】
相手の勢いなどに恐れおののくあまり、何でもないものに対しても、自分の敵であるかのように錯覚しておびえること。▽草や木を見てすべて敵兵と思い、恐れおののく意。
ふうせいかくれい【風声鶴唳】
おじけづいて、わずかなことにも恐れおののくことのたとえ。▽「風声」は風の音。「鶴唳」はつるの鳴き声。わずかな物音にもおびえるたとえ。「鶴唳風声かくれいふうせい」ともいう。