うぶ【初/初心/産/生】
[名・形動] 1 (初・初心)世間ずれがしていないこと。ういういしいこと。また、そのさま。「そのまま信じるほど—ではない」 2 (初・初心)まだ男女の情を解しないさま。「—な娘」 3 (産・生)...
エムツー‐プラス‐シーディー【M2+CD/M2+CD】
日本銀行のマネーサプライ統計でM2に譲渡性預金(CD)を加えたもの。広義のマネーサプライと呼ばれる。 [補説]日本銀行は郵政民営化や金融商品の多様化などによる環境の変化に対応するため、従来のマネ...
ノマド‐ワーク【nomad work】
《ノマドは遊牧民の意》ノートパソコンやタブレット型端末などを使って、自宅やオフィスなどの特定の仕事場をもたずに仕事をすること。また、そのような働き方。ノマドワーキング。→ノマドワーカー
このまし・い【好ましい】
[形][文]このま・し[シク]《動詞「この(好)む」の形容詞化》 1 感覚的に好きである。感じがいい。このもしい。「—・い女性」「—・い香り」 2 そうあってほしい。また、そうあるべきである。の...
まんねん‐ぐさ【万年草】
1 ベンケイソウ科マンネングサ属の植物の総称。メノマンネングサ・オノマンネングサ・コモチマンネングサなどがあり、茎・葉が多肉で、黄色い小花をつける。いつまでぐさ。 2 ⇒こうやのまんねんぐさ
青写真
I〔設計図〕a blueprint新しいビルの青写真を作るmake [draw up] blueprints for the new buildingII〔計画〕その計画は青写真のまま終わってし...
あからさま
あからさまな(に) 〔ありのままの〕plain(ly);〔率直な〕frank(ly), candid(ly);〔単刀直入な〕direct(ly), straightforward(ly);〔露骨...
あからさまな【あからさまな(に)】
〔ありのままの〕plain(ly);〔率直な〕frank(ly), candid(ly);〔単刀直入な〕direct(ly), straightforward(ly);〔露骨な〕crude(l...
足踏み
I〔歩く動作のまま進まないこと〕暖まるために足踏みをしたHe stamped his feet to keep warm.兵隊は行進をやめ足踏みをしていたThe soldiers halted ...
彼の
1〔離れているものを指して〕that ((複 those))あの男that manあの建物をごらんなさいLook at the building over there.2〔相手も知っているものを...
まね
[共通する意味] ★他を見て、それと同じような言動をすること。[英] imitation[使い方]〔まね〕スル▽まねがうまい▽人のまねをする▽ものまね〔模倣〕スル▽模倣して作った作品▽西洋の模倣...
もぎ【模擬】
[共通する意味] ★他を見て、それと同じような言動をすること。[英] imitation[使い方]〔まね〕スル▽まねがうまい▽人のまねをする▽ものまね〔模倣〕スル▽模倣して作った作品▽西洋の模倣...
もほう【模倣】
[共通する意味] ★他を見て、それと同じような言動をすること。[英] imitation[使い方]〔まね〕スル▽まねがうまい▽人のまねをする▽ものまね〔模倣〕スル▽模倣して作った作品▽西洋の模倣...
そっちょく【率直】
[共通する意味] ★うそや偽り、ごまかしなどがなく、あるがまま、あるとおりのさまであること。[英] frankness; straightforwardness[使い方]〔率直〕(名・形動)▽率...
ありのまま
[共通する意味] ★うそや偽り、ごまかしなどがなく、あるがまま、あるとおりのさまであること。[英] frankness; straightforwardness[使い方]〔率直〕(名・形動)▽率...
あんそうしゅうは【暗送秋波】
目でこっそりと情を伝えること。こっそりと色目を使うこと。また、表ではうまく立ち回り陰で悪だくみをすること。▽「暗」はひそかに、こっそりの意。「秋波」は流し目・色目。美人のまなざしは秋の波のように涼しげであることからいう。「暗あんに秋波しゅうはを送おくる」と訓読する。
あんらくじょうど【安楽浄土】
仏教で、阿弥陀仏あみだぶつがいるという、苦しみや悩みのまったくない安楽な世界。一般には、すべてに満ち足りていることのたとえ。
いちだんのわき【一団和気】
和らぎ、なごやかな雰囲気。親しみやすい態度。また、無原則に他人に合わせて、表面的に和らいでいるように見せることを卑しんでいうこともある。▽「一団」は一つのまとまった、ひとかたまりの意。
いちぼくいっそう【一木一草】
一本の木や一本の草まですべての意から、そこにあるすべてのもののこと。また、わずか一本の木と一本の草の意から、きわめてわずかなもののたとえ。▽「一草一木いっそういちぼく」ともいう。
いとうひつずい【意到筆随】
詩文などを作るとき、心のまま自然に筆が進むこと。▽「意到」は感興がおこる意。また、書きたい意欲がわくこと。「筆随」は筆が心の動きに応じて、すらすら進むこと。一般に「意い到いたりて筆ふで随したがう」と訓読を用いる。
あかぞめ‐えもん【赤染衛門】
[960ころ〜1040ころ]平安中期の女流歌人。藤原道長の妻倫子(りんし)と上東門院彰子に仕え、のち大江匡衡(おおえのまさひら)と結婚。家集に「赤染衛門集」。
アショカ‐おう【アショカ王】
《(梵)Aśoka》前3世紀ごろ、古代インドのマウリヤ朝第3世の王。カリンガ国を征服し、ほぼ全インドを統一。仏教を保護・奨励し、第3回の経典結集(けつじゅう)を行った。阿育王。阿輸迦(あしゅか)王。
あじゃせ【阿闍世】
《(梵)Ajātaśatruの音写》前5世紀ごろのインドのマガダ国王。父の頻婆娑羅(びんばしゃら)王を殺して王位に就いたが、のち釈迦の教えに従い、仏教教団の保護者になった。アジャータシャトル。
あらかわ‐しゅうさく【荒川修作】
[1936〜2010]美術家。愛知の生まれ。第二次大戦後の前衛美術を牽引した一人で、図形や記号などを取り入れた絵画様式を確立。のち、建築など立体作品に移行。平成7年(1995)、妻で詩人のマドリ...
あらきだ‐ひさおゆ【荒木田久老】
[1747〜1804]江戸後期の国学者・歌人。伊勢内宮の神官。号、五十槻園(いつきぞの)。賀茂真淵(かものまぶち)に学び、のち、同門の本居宣長と対立。著「万葉考槻の落葉」「日本紀歌解」など。
アルコールと肝臓
アルコールを分解して無毒化することも、肝臓の仕事の一つです。お酒からとったアルコールの約20%は胃から、残りの約80%は小腸から吸収され、門脈を通って肝臓へ運ばれます。 肝臓に運ばれたアルコールは、アルコール脱水素酵素(ADH)などのはたらきによって、アセトアルデヒドという物質に分解されます。 アセトアルデヒドは、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって酢酸に分解されます。酢酸は無害な物質で、全身を巡る間に筋肉や脂肪組織で分解され、最終的には二酸化炭素と水になり、尿や息と一緒に体外へ排泄されます。 なお、アルコールの約20%くらいは代謝されず、そのままの形で尿や汗、息などとともに排泄されます。
胃と大腸の病気(胃がん/急性胃炎/胃潰瘍/大腸ポリープ/結腸がん/虫垂炎/直腸がん)
胃と大腸の内側は表面を粘膜で覆われていますが、異変には非常にデリケートにできています。 そのため、胃は暴飲暴食などの刺激で胃粘膜が傷つきやすく、病的な変化をおこすと、痛みが生じたり、胸やけや吐き気など不快な症状が現れます。また、大腸は腹痛をはじめ、下痢や便秘、お腹が張った感じ、下血(血便)などの症状が現れます。 しかし、胃、大腸ともにがんやポリープなどができた場合、早期には自覚症状が現れにくく、病気を進行させてしまう恐れがあります。普段、異変を感じないからといって、胃や腸が丈夫だと過信はせずに定期的に検診を受けるよう心がけましょう。 胃壁の最も内側にある粘膜内の細胞が、何らかの原因でがん細胞となり、無秩序に増殖を繰り返すのが胃がんです。 がんは、はじめは30~60μm(1μmは1000分の1mm)の大きさから出発し、5㎜程度の大きさになったころから発見が可能になります。 がんは胃壁の外に向かって、粘膜下層、筋層、漿膜下層(しょうまくかそう)、漿膜へと徐々に深く広がり始めます。がんの深さが粘膜下層までのものを「早期胃がん」、粘膜下層を超えて筋層より深くに及ぶものを「進行胃がん」といいます。 早期胃がんは、診断・治療上の必要から、その病変部の表面の形状によって隆起型、表面隆起型、表面陥凹(かんおう)型、陥凹型に分類されます。 早期胃がんに特有の症状はありません(多くの場合、無症状です)。胸やけやげっぷ、食欲不振など胃炎とよく似た症状がでるケースもありますが、これは粘膜の炎症に関係したものです。 暴飲暴食や香辛料など刺激の強い食品、薬、ストレスなどが原因で胃粘膜に急性の炎症がおきた状態です。主な症状はみぞおちの下辺りの痛み、吐き気や嘔吐ですが、時に吐血・下血(血便)がみられます。 ストレスなどが原因で胃の粘膜がただれ、深い欠損が生じた状態です。重症になると胃壁に穴があく(穿孔(せんこう))こともあります。みぞおちの下辺りの痛み(食後1~2時間に増強)、胸やけ、げっぷなどが典型的な症状で、吐血・下血がみられることもあります。 結腸に発生するがんで、発生部位により右側結腸がん(上行結腸がん)、左側結腸がん(下行結腸がん、S状結腸がん)と呼ばれます。とくにS状結腸にはがんができやすく、直腸がんと合わせて大腸がん全体の約7割を占めます。 多くの場合、初期には無症状です。この部位にある内容物(便)は液状であり、比較的腸管が太いため、がんができても閉塞することはあまりありません。ただし、進行すると右下腹部のしこり、便秘や下痢、黒色便、貧血などの症状がみられます。 初期症状は下血(血便あるいは血液と粘液が混じった粘血便)です。この部位にある内容物(便)は固形で腸管も細いため、がんができると狭くなったり閉塞することがよくあります。そうなると便秘と下痢を繰り返したり、腹痛がしたり、便とガスが出なくなったりします。 盲腸の下にある腸管の一部・虫垂が細菌やウイルスに感染して炎症をおこし、化膿した状態です。主な症状は腹痛(初期にみぞおちやへその辺りから痛みだし、右下腹部へと移動)、吐き気、嘔吐です。炎症が進むにつれ、37~38℃の発熱がみられます。 大腸の粘膜から発生する隆起した突出物(腫瘤)を大腸ポリープといいます。 大腸ポリープは、がん化することはない"非腫瘍性ポリープ"とがん化する"腫瘍性ポリープ"に大別されます。 非腫瘍性ポリープには、若年性ポリープ(幼児、小児の直腸にできる)、炎症性ポリープ(大腸炎が治る過程でできる)、過形成ポリープ(高齢者の直腸にできる)があります。 腫瘍性ポリープは腺腫ともいいます。大腸ポリープの約8割は腺腫です。腺腫のほとんどが1cm以下の大きさですが、2cm以上に成長するとがん化の可能性が高くなります。大腸がんの多くはこの腺腫から発生すると考えられています。 大腸ポリープの形状は、茎のあるものや扁平なものまでさまざまです。加齢とともに増加する病気で、多くは無症状ですが、まれに下血がみられます。 大腸の終末部・直腸にできるがんです。固形状になった便が病変部を刺激するため、早期に下血(血便、粘血便)がみられることがよくあります。がんが大きくなって腸管を詰まらせると便秘と下痢を繰り返したり、排出された便が普段より細くなります。また、がんがあるため、排便しても腸に便が残っている感じがします。
咽頭・喉頭の3つのはたらき
鼻腔、口腔から食道の上端までを咽頭と呼びます。 咽頭は、食物を食道に送る通路と、空気を気管に送る通路が交差する場所です。 咽頭の中ほどにある軟口蓋と、喉頭の上部にある喉頭蓋を使って、鼻腔から運ばれた酸素を気管へ、口腔から運ばれた食物を食道へと、それぞれ振り分けています。 口や鼻から酸素を取り入れる際に侵入する病原菌に対し、その防御機構として、のどにはリンパ球の集合組織である扁桃があります。 扁桃には、咽頭扁桃、耳管扁桃、口蓋扁桃、舌根扁桃の4種類があります。俗に"扁桃腺"と呼ばれるのは口蓋扁桃のこと。口を開けたときに喉の奥、両側に見える部分です。 喉頭は、咽頭の下、気管への入り口付近にあり、甲状軟骨、輪状軟骨などの軟骨に囲まれています。 成人男性では、甲状軟骨の一部が突起して首の全面に飛び出しており、"のどぼとけ"と呼ばれています。 哺乳類は喉頭をもちますが、その形状は咽頭のなかに高く飛び出す形で鼻腔の後ろにはまりこんでおり、空気を通すだけのはたらきです。 人間の喉頭は低く、咽頭のなかにわずかに飛び出している形状になっています。そのため、通常、人間の喉頭は咽頭のなかで開いており、食物が通るときだけ喉頭蓋によってふさがれるというしくみになっています。空気と食物の通り道で、その交通整理をするのが喉頭というわけです。 声帯は、喉頭の中央にあるひだ状(声帯ひだ)の器官で、弾力性の高い筋肉からできています。 前方は甲状軟骨、後方は披裂軟骨につながっています。左右の声帯ひだの隙間が声門です。 喉頭筋が声帯を開閉させて、声門が伸縮します。呼吸時には大きく開き、声を出すときにはゆるやかに開閉します。肺から吐き出された空気がゆるやかに開閉される声門を通るとき、声帯に振動を与え、声となって発せられます。 声は、出すときに声帯が振動する数やその大きさにより、高低、大小の違いがあります。 声帯の長さは男性およそ20mmに対し、女性はおよそ16mm。その厚みも若干男性のほうが厚く、女性が薄くなっています。女性のほうが声帯は振動しやすく、高い声になります。思春期以降の男性はのどぼとけができることから、より声帯が長く、厚くなり、振動しにくくなるため、声が低くなります。 声門が閉じて、声帯の振幅が大きいと声は大きく、声門を少し開いて、振幅が小さいと声は小さくなります。 カラオケで熱唱したり、大声で怒鳴ったり……。そんな声の酷使が粘膜の充血をまねきます。 粘膜が充血した状態のまま、さらに大声を張り上げるなどして、声帯に激しい刺激が加わると、粘膜下の血管が傷害されて血腫ができます。 安静にしていれば、血腫が吸収される可能性もありますが、そのまま声帯を酷使し続けるとポリープ(良性腫瘍)になります。 声帯ポリープの症状は、主に声がれですが、同時にのどや発声時の違和感などの症状が出る場合もあります。 治療法としては、一般的には、喉頭顕微鏡下手術(ラリンゴマイクロサージェリー)が用いられますが、手術を希望しない場合や、全身麻酔が不可能な場合は、外来でファイバースコープを用いた摘出術を行います。 手術後は、声帯の傷の安静のため、1週間前後の沈黙期間が必要になります。 予防法としては、声をなるべく使わないようにし、声やのどに違和感があるときは、のどの安静を心がけます。また、お酒やたばこも控えるようにします。 のどを安静にしてから2週間たっても改善されないようなら、耳鼻咽喉科を受診し、喉頭がんなどほかの病気がないか、検査が必要です。