あげ‐きん【上金】
江戸時代、幕府・大名に上納された献金。富豪層からの「御用金」に対して、一般庶民からの献金をいう。
あげ‐ぼうし【揚(げ)帽子】
江戸時代の武家・庶民の上流婦人が用いたちりよけのかぶり物。形が蝶に似ているところから揚羽帽子ともいう。明治以降、婚礼用の角隠しへと変化した。
あて【私】
[代]一人称の人代名詞。わたし。わて。京阪地方の庶民の用語で、主に女性が用いる。
アンカラ‐じょう【アンカラ城】
《Ankara Kalesi》トルコの首都アンカラにある城。古代ローマ帝国時代にガラテヤ人が築いた砦に起源する。7世紀に東ローマ皇帝ヘラクレイオス1世により、アラブ人の侵攻に備えて内側の城壁が築...
うきよ‐え【浮世絵】
江戸時代の風俗、特に遊里・遊女・役者などを描いた絵。江戸の庶民層を基盤に隆盛した。肉筆画と木版画があり、特に版画は菱川師宣(ひしかわもろのぶ)に始まり、鈴木春信らによる多色刷りの錦絵(にしきえ)...
潤す
I〔湿す〕moisten;〔濡らす〕wet畑はいくつもの水路によって潤されているThe fields are watered by several canals.少年は乾いた唇をなめて潤したTh...
歌舞伎
Kabuki; a type of traditional Japanese drama which follows highly-stylized forms and takes up sto...
定まる
1〔決まる〕be decided, be determined ⇒きまる(決まる),けってい(決定)運命はもう定まっているMy destiny is already decided [deter...
庶民
the (common [ordinary]) peopleこのような食物は我々庶民の口には合いませんWe common [ordinary] people don't enjoy food l...
断絶
1〔絶えること〕extinction断絶する become extinct; cease to existその家は悲惨な事件のため断絶したThe family was wiped out in ...
たいしゅう【大衆】
[共通する意味] ★社会の大多数をしめる、ごくふつうの人々。[英] the masses[使い方]〔大衆〕▽大衆向きの文芸雑誌▽ゴルフも最近では大衆化しつつある〔民衆〕▽民衆を味方につけた方が勝...
みんしゅう【民衆】
[共通する意味] ★社会の大多数をしめる、ごくふつうの人々。[英] the masses[使い方]〔大衆〕▽大衆向きの文芸雑誌▽ゴルフも最近では大衆化しつつある〔民衆〕▽民衆を味方につけた方が勝...
しょみん【庶民】
[共通する意味] ★社会の大多数をしめる、ごくふつうの人々。[英] the masses[使い方]〔大衆〕▽大衆向きの文芸雑誌▽ゴルフも最近では大衆化しつつある〔民衆〕▽民衆を味方につけた方が勝...
さする
[共通する意味] ★手のひらを、人の体や物の表面に軽く押し当てたまま、何度も動かす。[英] to stroke[使い方]〔さする〕(ラ五)〔撫でる〕(ダ下一)〔こする〕(ラ五)[使い分け]【1】...
タウン
[共通する意味] ★人が多く集まり、家屋の立ち並んでいる地域。[英] a town[使い方]〔町〕▽買い物をするため町に出る▽町をあげて歓迎する▽この町は小さい〔タウン〕▽タウン誌▽タウン情報▽...
かんそんみんぴ【官尊民卑】
政府や官吏に関連する事業などを尊いとし、一般の民間人や民間の事業などを卑しむこと。また、その気風。▽「官」は政府や役所、役人。「民」は一般の民間人。庶民。
しせいのと【市井之徒】
①一般の庶民。②のち、町なかの与太者やならず者のこと。無頼ぶらいの徒。
でんぷやじん【田夫野人】
教養がなく、礼儀を知らない粗野な人。▽「田夫」は農夫。「野人」は庶民、いなか者の意。
ふいのまじわり【布衣之交】
身分や地位などにこだわらない、心からの交わり。また、庶民同士、身分の低い者同士の付き合い。出世前の付き合い。▽「布衣」は布で作った衣服。一般庶民の着物。転じて、官位のない人の意。平民・庶民のこと。「交」は「こう」とも読む。
ありあけ‐なつお【有明夏夫】
[1936〜2002]小説家。大阪の生まれ。本名、斎藤義和。ユーモアに満ちた作風が特徴。明治初期の大阪の庶民を描いた「大浪花諸人往来(だいなにわしょにんおうらい)」で直木賞受賞。他に「幕末早春賦...
いけなみ‐しょうたろう【池波正太郎】
[1923〜1990]小説家・劇作家。東京の生まれ。新国劇の戯曲を執筆した後、長谷川伸に師事。庶民的な作風と会話文のテクニックを生かした時代物で人気を集める。「錯乱」で直木賞受賞。他に「鬼平犯科...
いぶせ‐ますじ【井伏鱒二】
[1898〜1993]小説家。広島の生まれ。本名、満寿二。庶民的なペーソスとユーモアの中に鋭い風刺精神を込めた独特な作風を持つ。「ジョン万次郎漂流記」で直木賞受賞。他に「山椒魚」「多甚古村」「黒...
おだ‐さくのすけ【織田作之助】
[1913〜1947]小説家。大阪の生まれ。大阪庶民の生活を描いた作家として知られる。小説「夫婦善哉(めおとぜんざい)」「世相」「土曜夫人」、評論「可能性の文学」など。
おとかわ‐ゆうざぶろう【乙川優三郎】
[1953〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、島田豊。江戸時代の武士や庶民の人情を描いた時代小説で知られる。「生きる」で直木賞受賞。他に「藪燕」「五年の梅」「椿山」など。