いで【井手】
京都府南部、綴喜(つづき)郡の地名。左大臣橘諸兄(たちばなのもろえ)が別荘を置いた所。西流する玉川は山吹と蛙の名所として知られた。[歌枕]「かはづなく—の山吹散りにけり花のさかりにあはましものを...
くすのき【楠木/楠】
姓氏の一。橘諸兄(たちばなのもろえ)の子孫と称する。河内(かわち)の土豪で、正成(まさしげ)以来名をあげた家系。 [補説]「楠木」姓の人物楠木正成(くすのきまさしげ)楠木正季(くすのきまさすえ)...
けい【兄】
[音]ケイ(漢) キョウ(キャウ)(呉) [訓]あに せ え [学習漢字]2年 〈ケイ〉 1 あに。「兄事・兄弟/義兄・実兄・従兄・父兄」 2 同輩や年長の友人に対する敬称。「雅兄・学兄・貴兄...
たちばな【橘】
姓氏の一。 古代の有力な氏。敏達天皇5世の孫美努(みぬ)王の妻、県犬養三千代(あがたいぬかいのみちよ)が和銅元年(708)に橘宿禰(たちばなのすくね)を賜り、のち、その子の葛城(かつらぎ)王...
しょくん【諸君】
[共通する意味] ★多くの人を尊敬の気持ちをこめてさす語。また、多くの人への呼びかけの語。[英] my friends[使い分け]【1】どの語も改まった言い方で、主として男性が使う。さす相手は、...
せんかく【先覚】
[共通する意味] ★学問の上で、自分より先にその道に入り、学識を積んだ人。[英] a senior[使い方]〔先輩〕▽先輩のテーマを引き継いで研究する▽先輩に相談にのってもらう▽先輩のAさんです...
しょけん【諸賢】
[共通する意味] ★多くの人を尊敬の気持ちをこめてさす語。また、多くの人への呼びかけの語。[英] my friends[使い分け]【1】どの語も改まった言い方で、主として男性が使う。さす相手は、...
しょし【諸姉】
[共通する意味] ★多くの人を尊敬の気持ちをこめてさす語。また、多くの人への呼びかけの語。[英] my friends[使い分け]【1】どの語も改まった言い方で、主として男性が使う。さす相手は、...
しょけい【諸兄】
[共通する意味] ★多くの人を尊敬の気持ちをこめてさす語。また、多くの人への呼びかけの語。[英] my friends[使い分け]【1】どの語も改まった言い方で、主として男性が使う。さす相手は、...
あがたいぬかい‐の‐たちばな‐の‐みちよ【県犬養橘三千代】
[?〜733]奈良前期の女官。美努(みぬ)王に嫁して橘諸兄(たちばなのもろえ)を産み、藤原不比等に再嫁して光明皇后を産んだ。文武・聖武天皇の養育にあたり、橘姓を賜って権勢を振るった。橘三千代。
きび‐の‐まきび【吉備真備】
[695〜775]奈良時代の政治家・学者。本姓は下道(しもつみち)氏。吉備の豪族の出身。唐に留学、諸学を学ぶ。帰朝後、橘諸兄(たちばなのもろえ)のもとで活躍。藤原仲麻呂に疎まれ筑前守に左遷。その...
げんぼう【玄昉】
[?〜746]奈良前期の法相(ほっそう)宗の僧。大和の人。俗姓、阿刀(あと)氏。霊亀2年(716)入唐し、天平7年(735)帰国。橘諸兄(たちばなのもろえ)のもとで吉備真備(きびのまきび)ととも...
たちばな‐の‐ならまろ【橘奈良麻呂】
[?〜757]奈良時代の貴族。諸兄(もろえ)の子。父の死後、藤原仲麻呂との対立から騒乱の主謀者として捕らえられ、獄死したとされる。
たちばな‐の‐なりすえ【橘成季】
鎌倉中期の文学者。諸兄(もろえ)の末裔光季の養子といわれる。伊賀守。文学・音楽にすぐれ、建長6年(1254)「古今著聞集」を編集した。生没年未詳。