あさざ【莕菜/荇菜】
《古くは「あざさ」》ミツガシワ科の水生の多年草。葉は沼などの水面に浮かび、円形で、表面は緑色、裏面は茶色がかった紫色。夏、水面より高く花茎を伸ばして黄色の花をつける。《季 夏》「天竜寺—いっぱい...
あさ・む【浅む】
[動マ四]《近世以後「あざむ」とも》 1 意外なことに驚く。あきれかえる。「あな、あさましとぞ—・みける」〈保元・中〉 2 さげすむ。あなどる。「—・み笑ひ、あざける者どももあり」〈更級〉
あざ【字】
市町村内を細分した区画の名。大字(おおあざ)の中に、さらに小字(こあざ)がある。
あざ【痣/黶】
皮膚に生じた赤や青などの斑紋の俗称。先天性のものは母斑(ぼはん)で、後天性のものは皮下出血や紫斑。
あざ‐あざ【鮮鮮】
[副]鮮やかなさま。はっきりとしたさま。「大海の摺裳(すりも)の、水のいろはなやかに、—として」〈紫式部日記〉
あざあざ・し【鮮鮮し】
[形シク]鮮やかである。はっきりしている。「神の御事を—・しくは申さねども」〈謡・賀茂〉
あざ・う【糾ふ】
[動ハ下二]組み合わせる。より合わせる。あざなう。「膝を地に着けて二の手を—・へて地に伏して」〈今昔・一・二九〉
あざけり【嘲り】
あざけること。「—を受ける」
あざけ・る【嘲る】
[動ラ五(四)] 1 ばかにして悪く言ったり笑ったりする。「人の失敗を—・る」 2 風月に心ひかれて声を上げて詩歌を吟じる。「月に—・り、風にあざむくこと絶えず」〈後拾遺・序〉
アザチオプリン【azathioprine】
免疫反応抑制剤として、広く使用されている薬剤。抗腫瘍(しゅよう)薬である6メルカプトプリンの誘導体で、臓器移植時に用いられる。