かむ‐あが・る【神上がる】
[動ラ四]神として天に昇る。多く天皇や皇族が死ぬことにいう。かみあがる。かんあがる。「天の原岩戸を開き—・りあがりいましぬ」〈万・一六七〉
かん‐あが・る【神上がる】
[動ラ四]⇒かむあがる
き‐あが・る【気上(が)る】
[動ラ五(四)]のぼせる。逆上する。「豊崎が—・って…洋盞を手荒く挙げて」〈魯庵・社会百面相〉
気勢(きせい)が上(あ)が・る
気分が盛り上がる。「決勝戦を控えて選手の—・る」
きれ‐あが・る【切れ上がる】
[動ラ五(四)]上の方まで切れる。また、目尻や額の生え際などが上の方へ上がっている。「—・った目元」
金玉(きんたま)が縮(ちぢ)み上(あ)が・る
男子が恐怖でふるえあがることの形容。
口(くち)が上(あ)が・る
1 生活の道を失う。口が干上(ひあ)がる。 2 話し方がじょうずになる。「たんと—・ったの」〈浄・淀鯉〉
口(くち)が干上(ひあ)が・る
生活手段を失い、食えなくなる。あごが干上がる。「職がなくて—・る」
くみ‐あが・る【組(み)上(が)る】
[動ラ五(四)]組んででき上がる。「家の骨組みが—・る」
くり‐あが・る【繰(り)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 繰り上げられた状態になる。「先方の都合で会議の時間が三〇分—・る」「次点のA氏が—・って議席を得た」⇔繰り下がる。 2 足し算で、ある位の数の和が二けたになったとき、一つ上...