そだち‐あが・る【育ち上(が)る】
[動ラ五(四)]十分に育つ。一人前になる。「三人の子が無事に—・る」
たき‐あが・る【炊(き)上(が)る】
[動ラ五(四)]炊いていた飯などができあがる。「御飯が—・る」
蛸(たこ)の糞(くそ)で頭(あたま)に上(あ)がる
《蛸の胴が頭のように見えて、糞が頭にあると考えたところから》自分は思い上がって得意になっているが、他人からはいやしめられていることのたとえ。
たち‐あが・る【立(ち)上がる】
[動ラ五(四)] 1 座ったりかがんだりしている姿勢から身を起こして立つ。「いすから—・る」 2 よくない状態に陥ったものが再び勢いを取り戻す。「地震の痛手から—・る」 3 行動を起こす。「反対...
ちぢみ‐あが・る【縮(み)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 すっかりちぢんで小さくなる。「あの霜が来てみたまえ、桑の葉はたちまち—・って」〈藤村・千曲川のスケッチ〉 2 驚きや寒さ・恐怖などのため、からだがすくんで身動きできなくなる...
つけ‐あが・る【付(け)上(が)る】
[動ラ五(四)]相手が寛大なのをいいことにして、わがままを言ったり、思いあがったことをしたりする。「—・ってあれこれ注文をつける」
つみ‐あが・る【積(み)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 すでにあるものの上に積み重なって高くなる、また、多くなる。「—・ったコンテナがビルのようだ」 2 増える。増加する。「在庫が—・る」
つり‐あが・る【釣(り)上(が)る/吊り上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 物がつられて上へあがる。「建材とともに道具まで—・る」 2 (釣り上がる)釣り針で釣られて引きあげられる。「大魚が—・る」 3 ひきつったように上へあがる。「怒って目が—・る」
手(て)が上(あ)が・る
1 芸事などの技が上達する。腕が上がる。「料理の—・る」 2 書の技量が上がる。「—・って入選する」 3 飲酒の量が増える。
でき‐あが・る【出来上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 すっかりできる。完成する。仕上がる。「注文した服が—・る」 2 生まれつく。本来そういうものとして成り立つ。「背のすらりとした撫肩の恰好よく—・った女で」〈漱石・吾輩は猫で...