かきあげ‐じろ【掻き揚げ城】
土をかきあげて、手軽く築きあげた城。かきあげ。「おろそかに構へたる城を、—と言ふ」〈武家名目抄〉
き‐じ【生地/素地】
1 手を加えていない、もともとの性質。「—が出る」 2 化粧しないままの素肌。素顔。「—のままできれいな人」 3 布・織物などの地質。また、染色や仕立てなどの加工をするための布・織物。「—のいい...
かしき【炊き/爨き】
《「かしぎ」とも》 1 飯をたくこと。また、その人・場所。「気の早い家は三時前から—の煙をあげた」〈三島・潮騒〉 2 生活の手段。「喰ってく位(ぐれえ)の—はどんなことをしたってつけてくれる」〈...
かかえ‐おび【抱え帯】
1 和装で、着物の裾をたくしあげた時に用いた帯で、現在では花嫁の帯の下部にそえて締める、幅の狭いくけ縫いにした帯。 2 しごき帯。からげ帯。
うめ‐びしお【梅醤】
梅干しの肉を煮て裏ごしし、砂糖を加えてとろ火で練りあげたもの。
オーストリア‐がくは【オーストリア学派】
1870年代に、限界効用理論を唱えた経済学者メンガーをはじめ、その理論体系を拡充・展開させたウィーン大学のウィーザーやベーム=バベルクらをいう。また、第一次大戦後、諸経済理論に業績をあげたミーゼ...
おおの‐すすむ【大野晋】
[1919〜2008]言語学者・国語学者。東京の生まれ。橋本進吉に師事し、上代仮名遣いの研究をすすめる。また、日本語の起源や変遷についての考察、本居宣長の研究などでもすぐれた業績をあげた。著「日...
オーバー‐スロー
《overhand throwから》野球で、肩より上にあげた腕を振り下ろして球を投げる投げ方。上手投げ。オーバーハンド。⇔アンダースロー。 [補説]英語のoverthrowは、高投・暴投の意。
ぜん‐けん【前件】
1 前にあげた箇条。前述の事柄。 2 「もしsがpならば、QはRである」という形式をとる仮言的判断において、「もしsがpならば」の、条件の部分。⇔後件。
ぜん‐れい【前例】
1 「先例」に同じ。「この種の事件は—を見ない」 2 前にあげた例。