いか・い【厳い】
[形][文]いか・し[ク] 1 程度がはなはだしい。大層である。「前度(ぜんど)—・い世話に成った気で」〈鏡花・歌行灯〉 2 大きい。多い。「能(よ)う—・い声を出す方様じゃ」〈露伴・椀久物語〉...
い‐かい【遺戒/遺誡】
子孫などのために残した訓戒。ゆいかい。「父の—を心にきざむ」
いか‐が【如何】
《「いかにか」の音変化》 [形動][文][ナリ]成り行きや結果を危ぶむさまを表す。どのよう。「その考え方は—なものか」
[副] 1 状態・意見などについてたずねるさま。どう。どのように。「御...
いかが‐し・い【如何しい】
[形][文]いかが・し[シク]《「いかが」の形容詞化》 1 どうであろうかと疑われる。不安だ。いかがわしい。「アマリ—・イカライタシマセン」〈和英語林集成〉 「内々(ないない)のことを、他人中(...
いかがわし・い【如何わしい】
[形][文]いかがは・し[シク] 1 本当かどうか疑わしい。物事の内容、人の正体などが、あやしげだ。信用できない。「—・い品」「—・い人物」 2 下品でよくない。風紀上よくない。「—・い映画」 ...
い‐か・ける【射掛ける】
[動カ下一][文]いか・く[カ下二]敵に向かって矢を放つ。「火矢を—・ける」
いか‐さし【烏賊刺(し)】
イカの刺身。
いか‐さま【如何様】
[名・形動]いかにも本当らしく見せかけること。また、そのさまや、そのもの。いんちき。「—をやる」「—ばくち」「随分—な人物だと」〈宙外・独行〉
[副] 1 自分の考えがまちがっていないはずだ...
いかさま‐もの【如何様物】
いかにも本物らしく見せかけた物。まがいもの。にせもの。
いか・し【厳し】
[形ク]⇒いか(厳)い
[形シク]盛んなさま。また、りっぱなさま。「八束穂(やつかほ)の—・し穂に」〈祝詞・祈年祭〉 [補説]確実な用例が、上記のほか「厳し矛(ほこ)」「厳し御世(みよ)」の...