いたずら‐もの【徒者】
「徒人(いたずらびと)1」に同じ。「世に余されたる—」〈平家・一〉
いた‐ずり【板摺り】
1 棚板や床板の端をのせるために、框(かまち)・足固めなどの一部につけたくぼみ。板掛け。板持ち。 2 キュウリ・フキなどを、色を出すために、まな板の上に置いて塩を振り、手で転がすこと。 3 魚肉...
イタセクスアリス【ヰタ・セクスアリス】
森鴎外の小説。明治42年(1909)発表。幼年期から青年期に至る性欲を自叙形式で描く。発禁となった。 [補説]題名はラテン語vita sexualisで、性生活の意。
いた‐せんぱら【板鮮腹】
コイ科タナゴ亜科の淡水魚。全長約10センチで体は著しく側扁する。日本特産で、淀川水系・富山県氷見市・濃尾平野に分布するが絶滅に瀕している。天然記念物。
いた‐ぞうり【板草履】
底に細い板を横に並べて打ちつけた草履。板裏草履。板付け草履。板金剛。
いたたまら◦ない【居た堪らない】
[連語]《「い(居)」に連語「たま(堪)らない」が付いた「いたまらない」から変化したもの》いたたまれない。「私は妙に—◦ない気持になって来た」〈志賀・暗夜行路〉
いたたまれ◦ない【居た堪れない】
[連語]それ以上その場所にとどまっていられない。また、それ以上がまんできない。いたたまらない。「騒がしくて—◦ない」「恥ずかしくて—◦ない」
いただき【頂】
《「頂(いただ)き」と同語源》物の最も上の部分。山頂や頭頂などをいう。てっぺん。「塔の—」「—に霜を置く」
いただき【頂き/戴き】
《動詞「いただく」の連用形から》 1 勝負事などで、勝ちが自分の手に入ることが確かであること。「この試合は—だ」 2 「いただきもち」「いただきもちい」の略。
いただき‐だち【戴き立ち】
酒食のもてなしを受けてすぐ席を立つこと。「—で甚だ勝手なんですが」〈谷崎・蓼喰ふ虫〉