いとくり‐うた【糸繰(り)歌】
民謡で、糸を紡ぎながらうたう仕事歌。糸取り歌。糸引き歌。紡ぎ歌。
いとくり‐ぐるま【糸繰(り)車】
車の回転を利用して、綿花や繭から糸を紡ぎ出したり、また、紡いだ糸を縒(よ)り合わせたりする道具。糸車。糸縒(いとよ)り車。
いと‐ぐつ【糸鞋】
⇒しがい(糸鞋)
いと‐ぐら【糸倉】
1 琵琶・三味線などの棹(さお)の上部の、糸巻きをまとめておく所。 2 生糸の貯蔵倉庫。
いと‐ぐるま【糸車】
「糸繰り車」に同じ。
いとぐるまのせいぼ【糸車の聖母】
《原題、(イタリア)Madonna dei Fusi》レオナルド=ダ=ビンチの絵画。板に油彩。縦48センチ、横37センチ。十字架の象徴である糸紡ぎのためのかせとり棒に手を伸ばす幼児キリストと聖母...
いとけ‐な・い【幼い/稚い】
[形][文]いとけな・し[ク]《「ない」は意味を強める接尾語》おさなくて小さいさま。あどけない。「—・い子」 [派生]いとけなげ[形動]いとけなさ[名]
いと‐げ【糸毛】
1 「糸毛の車」の略。 2 「糸威(いとおどし)」に同じ。
いとげ‐の‐くるま【糸毛の車】
牛車(ぎっしゃ)の屋形の表を色糸で飾ったもの。主に女性用。地位により青糸毛・紫糸毛・赤糸毛などがある。毛車(けぐるま)。
いと‐こ【愛子】
愛する人。いとしい人。人に親しみをこめて呼びかける語。「—やの妹の命」〈記・上・歌謡〉