いまどしんじゅう【今戸心中】
広津柳浪(ひろつりゅうろう)の小説。明治29年(1896)発表。愛人と別れた遊女が、嫌いぬいた男と今戸河岸で心中するまでの、女心の機微を描く。
いまど‐にんぎょう【今戸人形】
今戸焼の人形。キツネ・タヌキ・女郎などをかたどった小形の人形。
いまど‐やき【今戸焼】
1 今戸で産した焼き物。天正年間(1573〜1592)に始まるといわれ、素焼きを主とし、日用雑器・瓦や人形などの玩具も作った。 2 《今戸人形の顔から》不器量のたとえ。「自分の面(つら)あ—の狸...
今(いま)泣(な)いた烏(からす)がもう笑(わら)う
今まで泣いていた者が、すぐ機嫌を直して笑う。子供などの感情がとかく変わりやすいことにいう。
いま‐なお【今猶/今尚】
[副]以前の状態が現在も続いているさま。「江戸情緒を—残す地区」
いま‐なりひら【今業平】
まさに今の世の在原業平(ありわらのなりひら)といえるような美男。→今小町(いまこまち)
今(いま)汝(なんじ)は画(かぎ)れり
《「論語」雍也(ようや)から》行う前から自分の力に見切りをつけている。冉求(ぜんきゅう)(子有)が、自分は力が足りないので孔子の教えを実践できないと述べたとき、孔子がそんなことではいけないと諭し...
いま‐に【今に】
[副] 1 近い将来に関する推量または決意を表す。そのうち。いずれ必ず。「この空では—雨が降る」「—やっつけてやる」 2 (多くあとに打消しの語を伴って用いる)以前の事柄が今に至るまで変わらない...
いまにし【今西】
姓氏の一。 [補説]「今西」姓の人物今西錦司(いまにしきんじ)今西祐行(いまにしすけゆき)今西竜(いまにしりゅう)
今(いま)にして
今になって。ことが起こった今。「—思えばあれが事件のきっかけだった」