うじ‐の‐いん【氏の院】
平安初期、同じ氏族の子弟教育のために設置した私塾。藤原氏の勧学院など。
うじ‐の‐おおいぎみ【宇治の大君】
源氏物語の宇治十帖に登場する女性。宇治の八の宮の長女で、薫(かおる)の求愛をしりぞけ死去する。
うじ‐の‐おさ【氏の長】
⇒氏の上(かみ)
うじ‐の‐かみ【氏の上】
古代における氏(うじ)の首長。大化の改新以後は朝廷によって任命され、宗家として氏人を統率して朝廷に仕え、氏神の祭祀(さいし)、叙位の推薦、処罰などをつかさどり、一定の政治上の地位を世襲した。平安...
うじ‐の‐きょ【氏の挙】
平安時代、正月6日の叙位の際に、氏の長者が氏人の任官を朝廷に申請推挙すること。
うじ‐の‐このかみ【氏の上/氏の長】
⇒うじのかみ
うじ‐の‐しゃく【氏の爵】
氏の挙で、氏の長者が氏人の叙爵(五位)を申請して叙せられること。
うじ‐の‐ちょうじゃ【氏の長者】
1 平安時代以降の氏の首長の称。奈良時代以前の氏の上(かみ)にあたる。→氏の上 2 室町時代以後、藤原氏で摂関の地位に就いた者、および源氏で征夷(せいい)大将軍になった者の称。
うじ‐の‐はしひめ【宇治の橋姫】
《「うじのはしびめ」とも》 京都府宇治市宇治橋の西詰めにある橋姫神社の祭神とされる女神。宇治橋を守る神で、住吉大明神が夜ごと通ったという伝説がある。 嵯峨天皇の代、嫉妬(しっと)のあまり宇治...