おおい【覆い/被い/蔽い】
1 物の上にかぶせて隠すこと。また、そのもの。「—をかける」「日—」 2 かばう人。庇護者(ひごしゃ)。「軍次はやがて—になり」〈浄・嫩軍記〉
おおい【大炊】
《「おおいい(大飯)」の音変化》天皇の召し上がり物。また、それを調理すること。
おお・い【多い】
[形][文]おほ・し[ク] 1 数や量がたくさんある。物事がたびたび起こる。「商店が—・い」「交通事故が—・い」「—・いの少ないのと文句をつける」⇔少ない。 2 全体の中で占めている割合が大きい...
おおい【大い】
《「おお(大)き」の音変化》 [形動ナリ] 1 大きいさま。「—なる木どものもとに車を立てたれば」〈枕・一四二〉 2 程度のはなはだしいさま。状態が、ふつうよりもまさっているさま。→大いなる ...
おおい
[感]遠くの人に呼びかけるときの声。「—、どこだ」
おおい‐かく・す【覆い隠す】
[動サ五(四)] 1 外から見えないように、上から別の物をかぶせる。「シートで車を—・す」 2 物事を世間の人に知られないようにする。「強て当時の心虚なりしを—・し」〈鴎外・舞姫〉
おおい‐かぶさ・る【覆い被さる】
[動ラ五(四)] 1 全体を覆うようにかぶさる。「前髪が目に—・る」 2 強い圧迫感をもって身に及んでくる。「責任が—・ってくる」
おおい‐かぶ・せる【覆い被せる】
[動サ下一][文]おほひかぶ・す[サ下二]上から覆って物にかぶせる。「鳥かごに布を—・せる」
おおい‐がわ【大井川】
静岡県中部を南流する川。赤石山脈に源を発し、駿河湾に注ぐ。長さ168キロ。江戸時代、東海道の要所として架橋・渡船が禁止されたため、人足や輦台(れんだい)で渡河した。
おおい‐がわ【大堰川】
京都府の桂川の上流の称。 桂川の嵐山渡月橋付近から桂橋までの称。船遊びが行われた。[歌枕]「—うかべる舟の篝火に小倉の山も名のみなりけり」〈後撰・雑三〉