け‐がに【毛蟹】
クリガニ科の海産のカニ。甲は丸みを帯びた四角形。甲長約10センチ。橙(だいだい)色の体全体に長い剛毛が生えている。北海道以北に分布。肉は美味で食用。おおくりがに。
口(くち)を垂(た)・る
卑屈な態度でものを言う。「—・れて、これ、一銭おくりゃれ申せといふ」〈浮・男色大鑑・二〉
おわん◦ぬ【畢んぬ】
[連語]《動詞「おわる」の連用形に完了の助動詞「ぬ」の付いた「おわりぬ」の音変化》終わった。…してしまった。「すでに四百余回の年月をおくり—◦ぬ」〈曽我・一〉
き‐ぞう【寄贈】
[名](スル)《「きそう」とも》物品をおくり与えること。「母校にピアノを—する」
そう‐はい【送配】
[名](スル)おくりくばること。「電力を—する」
ち‐づか【千束】
《「ちつか」とも》千たば。多くのたば。せんぞく。「いろいろ道ならぬ事を書きくどきて—おくりけるに」〈浮・一代男・二〉
やま‐おくり【山送り】
死者を山に葬ること。のべおくり。「最後の—して、泣く泣く煙となし、骨をば拾ひ取りて」〈撰集抄・六〉
よせ【寄せ】
1 寄せること。寄せ集めること。「人—」「客—」 2 囲碁・将棋の終盤戦の細かい詰め。 3 望みを寄せること。信任。信頼。「時世の—今一きはまさる人には」〈源・明石〉 4 一身上の力となる人。後...
むきん‐しつ【無菌室】
1 無菌状態に保たれた病室。抵抗力が弱っている患者への感染を予防するため、徹底した空気清浄が行われた部屋を指す。国際標準化機構(ISO)により、単位体積当たりの塵埃の個数の上限が定められている。...
やつ‐びょうし【八拍子】
能楽で、謡や囃子(はやし)のリズムの基本単位。8個の拍を一単位とする本地(ほんじ)を中心に、4拍一単位のトリ、6拍一単位の片地、2拍一単位のオクリなどを交える。