お‐ちょう【御町】
江戸時代の公許の遊郭。京都の島原、大坂の新町、江戸の吉原。おまち。「—の辻に立ちながら」〈浮・一代男・六〉
お‐ちょう【御帳】
1 江戸時代、犯罪者の罪状や所在などを記録した奉行所の帳簿。 2 江戸時代、勘当・除籍された者を記載した帳簿。町村の名主が保管した。
お‐ちょう【雄蝶】
1 雄の蝶。→雌蝶(めちょう) 2 「雄蝶雌蝶2」の、雄の蝶にかたどった折り紙。→雌蝶
お‐ちょうし【御銚子】
「銚子」の美化語。また、銚子に入れてある酒。
おちょうし‐もの【御調子者】
「調子者」に同じ。
お‐ちょうず【御手水】
1 「手水」の美化語。 2 用便。また、便所を丁寧にいう語。「—に立つ」
おちょうず‐の‐ま【御手水の間】
⇒手水(ちょうず)の間(ま)
おちょう‐つき【御帳付き】
御帳1に名前が記載された者。前科者。
御帳(おちょう)に付(つ)・く
罪を犯したり、親から勘当されたりして、御帳にその名前が記される。「主人を倒し、親の家を質に書きこみ、つひには—・いて所をはらはれ」〈吉原すずめ・上〉
おちょう‐めちょう【雄蝶雌蝶】
1 雌雄の蝶。 2 婚礼のとき、一対の銚子(ちょうし)や提子(ひさげ)につける、紙で折った雌雄の蝶。 3 婚礼のとき、2のついた銚子で三三九度の酌をする役の稚児。